北朝鮮で幸せに暮らしているという韓国人男性の会見を見て

なんかヘンなのぉ〜って思う。


話していることが男性自身の気持ちでないとしたら、北朝鮮で台本を考えている人って頭悪いんじゃないのかなぁって思う。だって一般常識的に考えて、あれを聞いて納得する人って世界中でもそんなに多くないと思うんだけど。(っていうか、一般常識ってその「世界」「世界」で違うというのはあると思うけど・・・。)少なくとも「日本人」の中で「うん、うん、そうだったんだねぇ〜」と納得してる人は極々少数だと思う。



だってさ、拉致されたわけじゃなく、船で遭難したところを北朝鮮の船に助けられたって・・・そこだけ聞いてれば「ふぅ〜ん」って思うけどさ、普通は「助けた」んだったら家に帰して終りじゃないの?逆に助けられた方としては「助けられた」からうれしくなってそこの国で暮らそうって思っちゃったってことでしょ?普通いくらうれしくてもそんなことってないと思うんだけど。
(韓国と北朝鮮って同じ言葉を使ってるの?私は無知で知らないんだけど。)


例えばさ、日本人がハワイ辺りに遊びに行ってボートに乗っていたら遭難してアメリカの海軍とかに救出されたとする。それで「すっげぇ〜有難かったから」いったん日本に帰ることもせずにアメリカで暮らそうと思うことってあるかなぁ。少なくとも私はとりあえずは家に帰るだろうなぁ。(私の場合は日本語しか話せないし・・・。)
いや、もし仮に日本国内(日本語が通じる場所)、例えば北海道の浜辺で遊んでいたら遭難して、九州まで流されてそこで助けられたとしても、やっぱり家には帰りたいと思うんじゃないかな。それで、ものすごく九州が気に入ったとかっていうなら改めて引っ越すとか、とにかく準備して行くと思うわけ。普通そうじゃない?それに「遭難」したなら家族も心配してるだろうとか、そういうことって中学生だろうが、高校生だろうが本当に一般常識として意識にあると思うんだけど。


そりゃ、今の生活がイヤでイヤでたまらない、いったん全てを「リセット」して・・・みたいな場合は「死んだ」ことにして別人として暮らしたいっていうのもアリかもしれないけどさ、でも今まで何人の人が「拉致」されてるのか知らないけど、全員が「リセット」したいって思っていたとは考え難い。


なにかこんな話で納得すると思っているなんて(納得するとは思ってないかもしれないけど)、本当にこの台本を考えてる人って頭悪いんじゃないの?って思っちゃう。こんなヘンテコなことを言うくらいなら
「拉致された当時はイヤでイヤでたまらなかったけど、まわりの人はみんな親切にしてくれたし、安定した生活を約束してくれたので、段々このまま住み続けてもいいかなと思うようになった」
とかっていうほうがまだマシな気がする。



韓国ではこの会見の様子はテレビとか新聞には出ないんだろうか?韓国の人がもしこの話に納得してるとしたら、本当に一般常識って国(というか土地?)によって違うもんなんだなぁ〜と的外れなところで妙に納得する。