哀れな中年オヤジ

ダンナはこのところ客先に直行直帰の生活をしており、自社にいる時に比べると若干帰宅時間が早い。これは素晴らしいことだ。だいたい10時30分〜11時30分くらいの間かな。

私は昨日、本当に疲れていて、サッサとお風呂に入って寝ようと思っていた。子供が風呂に入った後、たぶん10時半過ぎくらいにお風呂に入った。普通、ダンナが「電車に乗り遅れた」といって電話してくるのは大体11時ちょっと過ぎくらいより後なので、それまでには入っておこう・・・って感じ。

けど、昨日は風呂に入ってボ〜っとしてたら、固定電話が鳴った。あれ〜?まだ早いのになんで電話?今日は本当に遅くなる(1時とか2時とか)って電話かなぁ〜と、とりあえず聞き流した。だって、風呂でマッパダカだし。固定電話が切れたと思ったら、今度は私の携帯が鳴ってる。はぁ〜?なんだ?なにかあったのかしら?と思い、しょうがないなぁ〜と出ようとしていたら、携帯が切れて、また固定電話が鳴ってる。はい、はい、わかりましたよ・・・と電話に出ると・・・


「寝てた?今さぁ〜二つ先の駅にいるんだけど、乗り越し料金が払えないで改札にいるんだ。お金持って迎えにきてくれない?」
「いくら持っていけばいいの?」
「2〜300円くらいじゃない・・・。」


・・・それっぽっちのお金もないんだ・・・。



私はその駅への行き方も良くわからんので、だいたいの道順を聞いて、風呂から上がったちょっと濡れ濡れ状態のまま車をスっ飛ばして行った。田舎だから、駅の周りの電灯も消えているところが多く、人もほとんどいないような状態。これならどんな格好しててもそんなに気にならないか・・・。


ダンナは改札のそばの待合室みたいなところにいた。
特急料金と乗り越し料金を合わせて340円也。駅員さんに「すみませんでした」と謝って帰ってきた。



私はダンナが寝過ごしたんだと思ったんだけど、話を聞いてみるとそうじゃないみたい。自宅最寄駅は普通電車しか停まらないんだけど、ダンナはいつも自分が乗る駅(会社最寄駅)にも特急は停まらないんだと思っていたらしく、要するに停まったから自分の降りる駅にも停まると思って乗ったらしい。
「特急が停まるなんて知らなかった」んだってさ・・・。


以前にも書いたと思うけど、ダンナは時計をしていないし、時間に関しては本当に大雑把なのよね・・・。
はぁ〜、私は本当に気が小さいからこういうのを聞くと「よくそんなわからないのに乗るよなぁ〜」とホント感心しちゃう。