そんな言い方しなくても・・・(電話の巻)

夕方、この地区に住む人から電話がかかってきた。(最初、息子が出た。)

どこの地区もそうなのかよく知らないんだけど、この辺りは地区の中にいくつかの「常会」があって、一つ一つの常会の中に「組(隣組)」がある。
で、ダンナは今年この「常会」の副常会長なの。(来年は繰り上がりで常会長になる。)で、一応ダンナの役ではあるけれど、実質は家族総動員みたいな感じになってしまうのね。例えば配り物なんかを各組長さんのところに持っていくのなんかは平日家に「いない」と言っても過言ではないダンナに出来るわけがない。だからそういうのはいきおい奥さんがやらなくちゃならないわけ。あと、集会みたいなのの人集め(頭数合わせ)なんかは子供にも出席してもらったりして・・・。

でね、それはしょうがないとは思うのよ。だけどさ、これってお金もらってやってるわけでもなんんでもなく、本当に「順番だと思ってしょうがない、やるか」って感じなの。ホント、ボランティアね。



で、本題の電話だけど・・・内容からするとかけてきたのは組長の奥さん(か奥さん自体が引き受けてるのかもしれない)なの。それがさ、なんか「怒り」を含んだ言いっぷりでさ。


「あの、○組の××ですけどね、このあいだ配布するチラシが足りないって言って持ってきてもらうことになってたんですけどね、まだもってきてもらってないんですけど、それは井乃中さんちでいいのかしら?△△さん(常会長)ちなのかしら?お名前聞かなかったんだけど!」


これ、ダンナ直接ならピン!とくるのかもしれないけど、こんなん関係ない私が突然聞いても全然わかんないよ。だから

「あの、チラシって・・・個別のお宅に配ったのってことですか?組長さんちに配ったものですか?」

と聞いてみたら

「そうよ!まとまったものをもってくるでしょ!それは井乃中さんか△△さんなのか、わからない?」

と、まるでそんなの知ってて当然でしょ、なんであんたにわからないの?みたいな言い方する。私はダンナからなにも聞いてないから

「たぶん、△△さんじゃないかと思いますけど・・・」

と自信はないけど、そう応えた。

「こういうことって、誰に言ったらいいのかしら。それじゃ、△△さんちに電話してみればいいってこと?」

って、まるで、なんで家だけじゃなく△△さんちにまで電話しなくちゃいけないの?っていう口ぶりで言われた。



そりゃね、組長さんも大変なのはわかるよ。やりたくてやってるわけじゃないだろうし、配ってくださいって持ってこられたチラシの部数が一部足りなきゃ頭にもくるだろう。けど、なんでこんな言い方になっちゃうの?



「このまえ配り物を持ってきてもらったんだけど、部数が足りなかったんです。足りない分を持ってきてもらうことになっていたんだけど、まだ来てもらってないみたいだけどどうなってるんでしょうか?井乃中さんか△△さんかわからなかったから、とりあえず井乃中さんちに電話してみたんだけど、わかります?」


これぐらいのほうが角がたたないと思うんだけど・・・
これってあたしが細かいだけ?
(息子も私に受話器を渡す時に「オレじゃわかんない、チラシがどうとかって・・・」って本当に困ったふうだったけど・・・それもわかるよ。)

あぁ〜ぁ、これから2年間、こういう電話を受けなくちゃならないのかなぁと思うと憂鬱。



ちなみにこの後ダンナに電話して確認してみたら、やはりダンナではなく△△さんが配ったんだそうだ。あの調子で△△さんちにも電話してったんだろうな。しかも2軒目ということで更にヒートアップしたかもしれん。たぶん時間的に△△さんはいなくて奥さんが相手をしたと思われ・・・お気の毒です。