最近色々なことに対して、入力（ＩＮＰＵＴ）・出力（ＯＵＴＰＵＴ）的な考え方をしている。
で、ライブってパフォーマンスをする側も観客側も出力状態なんじゃないかと思うのね。
私は観客側の人間なので観客側のことだけど、ライブに行く前に（行く行かないに関わらず）ＣＤとかＤＶＤとか、雑誌やテレビとか色々なところでパフォーマンスやアーティスト本人に関する情報や感情を自分自身に蓄積してるんだと思う。で、もちろんそれを見たり聞いたりしたその時も感動したりもしてると思うけど、とにかくその段階では「蓄積」がメインだと思うの。
それでライブに行ったらそこで曲の歌詞じゃないけど「拳を突き上げ」たり、踊ったり、ためてた感情を出すんじゃないかな。それこそ一気に爆発みたいな感じで。
けど、私の場合はそういう「出力」方法じゃないみたい。普段からそうだけど、「蓄積」するための器が浅いのかな。別に本当に普通の日常で曲を聞いても（特にその曲に深い思い入れがあるとか、自分がああだった時に流れてた曲だなとかそういうのじゃなくても）感動して泣いたりする。
そんなだからライブに行っても盛り上がって踊るとかみんなと同じフリをするとか・・・なんかそういうんじゃないのよね。隅の方でボロボロ泣いてたいみたいな。
そういうことを考えると、そんなんだったら家でＣＤ聴いてたら？みたいな感じでしょ。いや、私自身はやっぱりライブでしょって思うのよ。でもさ、みんなで盛り上がって踊ってる時に一人ポツンと隅で泣かれてもなぁって、パフォーマンスを見せてる側もたぶんあまりいい気持ちじゃない気がする。
実は最近もものすごく感動して本当に、本当にボロボロ泣いた曲があって、たまたまライブ映像もあって見たんだけど、その曲の時もみんな踊ってた・・・。そんなに踊るような曲とも思えないんだよなぁ、どちらかと言えば静かに聴くような曲だと思うんだけど。
やっぱ、ライブ向きな人間じゃないのかな。もし行くんだったら、やっぱり一番後ろの席で一人ボロボロ泣くのが私には一番あってるのかも。
