自由

新聞に日本舞踊家の花柳琢次郎さんが「自由」についていいことを言っておられた。

今の世の中、人は自由を求めます。しかし、ルールという「型」があってこその自由でしょう。型は長年培われた一番美しい姿であり、それを身に付けて初めて、想像力が芽生え、新たな領域を広げられると思うんです。


なにかを「極めた」人はみんな似たようなことを言っていると思う。
そしてこういう言葉を聞くと、本当にその通りだなぁ〜と思う。
彫金の先生もよく言う。


出来るけど、それをしなかったり、形を変えて表現したりというのは、それは個性であったりデザインであったり全然構わないけど、その技術がなくて「これでいい」と思ってそこまでのことしかしないのは自己満足だったり、独りよがりだよね。



やはり土台、基本がしっかりしてなければ崩すことも出来ないんじゃないかなって。
もちろん独自に独自の道を究めるっていうやり方もあることはあるのかもしれないけど、少なくとも彫金に関しては何百年?も前から行われてきていて変わらない技術がある以上、やはりそれが出来るようになることがものすごく大事なことだと思う。
私はね。