たぶん車にはねられたタヌキ

昨日の夜、いつものようにウォーキングに出た。
走っていくと、途中の道路(工業団地内で外灯もある)の真ん中辺りに何かある。なんだろ、ダンボールかな?と思いならドンドン近づいていくと、なんだかもっと丸みがあって毛も生えてるみたい・・・野良猫がひかれたのかな?と思って更に近づいて、通り過ぎる時に道の真ん中に出て回り込んで見ると・・・なんとタヌキ。あたしは動物のことなんてよくわからないけど、丸い尻尾にとがった顔って・・・タヌキだよね?違うかな。結構大きくてよく肥えてた。


きっと本当に親切な人なら道の真ん中から端に移動するとかちゃんと埋めてやるとか、ちゃんとなにかしらしてあげるんじゃないかと思う。
でもごめんなさい。私は怖くて出来なかった。あたし、なんだかよくわからないけど、生き返るんじゃないかと怖くてたまらないの。完全に死んでいても生き返るんじゃないかって思うの。なんていうの?死んでると思って(本当に死んでいたとしても)体を引きずったりして移動させようとした途端に「がぉ〜」とか「うらめしい・・・(って日本語じゃないと思うけど)」みたいにムックリ起き上がったり、こっちを見たりするんじゃないかって本当に恐いの。なんていうのかな、真っ暗な道を歩いていて幽霊やお化けが出たりっていうのは全然平気なの。墓地を歩くのも平気。だけどこういうのは本当に恐いの。ものすごく恐い。
で、後でもう一度通った時もやっぱりそれはそのままそこに居た。
本当に申し訳ないけど、親切な人が通りがかってくれますようにって思った。



で、今朝、とても霧が濃かったので、画像を撮りに行ったんだけど、その時にその道を通った。そしたら自転車に乗って犬の散歩をしてる人がそのタヌキのところで立ち止まって道の端からじぃ〜っと真ん中のタヌキを見ていた。(私は申し訳ないけど脇を通り過ぎてきました。)
あの人、タヌキを移動してくれるかな・・・なんて思いながら帰りに再びそこを通ると・・・タヌキの姿はありませんでした。
朝とはいってももう10時くらいで、農作業の人とかも沢山通っていたので、きっとその中の誰かが気の毒に思って連れていってくれたのだろうと思う。
私は恐くてダメだけど、本当に連れていってくれた人、有難う。