草刈地獄

27日のこと、事情はよくわからんのですが。


家の辺りは小中学校が夏休みに入るとラジオ体操ってのが始まる。その辺りの公園に集まってやるの。
で、20日に業者が入って公園の草を刈る予定だったらしいんだけど(一応「予定」というからには依頼してあるんだと思うのですが)27日になっても草は刈られていなかったらしい。(確かに26日に近くを通った時にはまだ草ぼうぼうな感じだった。)


27日はまだ夏休みじゃなかったみたいなんだけど、一応「プレラジオ体操」的な感じで、まぁやりたい人は来てね・・・ぐらいな感じでやったらしい。だから集まった人数もそれほど多くはなかったらしい。
・・・が、公園の草が全く刈られていなく、このままでは本番で人数が多くなったらとても体操なんて出来ない。



というような電話が家にかかってきた。(家は今年地区の役員をしてるので。)


で、あたしはダンナに「そんなの業者に頼めばいいじゃん」と言ったのだけど(まぁ、一応お願いはしているんだろうけど)とりあえず、すぐに夏休みになってしまうので、ラジオ体操をやれるぐらいのスペースは確保しなくちゃ・・・ということで




なんと、ダンナと私ともう一人の役員の3人でフツーに手で草刈をすることになった。稲刈り鎌で。



あのね、公園て・・・小さくないんですよね。上手い例えが浮かばないんだけど・・・相当広いです。で、そこにクローバーとかヒメジオンとかとにかく隙間がないくらい生えていて、もうね、見ただけでウンザリするくらい。普通に考えて「これ、3人でやるって・・・ムリでしょ」って感じなんだけど、とりあえずやるしかないか・・・って。
1時間ぐらいやったところで夕立がきて、しばらく待ったんだけど、なかなか止まないのでもう一人の役員は帰っていった。その後、私とダンナは二人で続きをやり、途中で雨はざぁざぁ、雷がビカビカ・・・してもひたすら草刈・・・。
そのうち、私は左手がメチャクチャ痛くなってきて・・・こりゃ、腱鞘炎かもなって。
ダンナは「お母さん、先に帰っていいですよ」って言うんだけど、ダンナは一人でもやるから、こういう時にさ、あたしが先に帰って一人でやってる時に具合が悪くなって倒れたり・・・なんていうことがあったら「あの時、あたしも一緒にやれば良かった」って後悔すると思うわけ。だからとりあえずやれるとこまではやろうと思って一緒にやった。

その後、暗くなったから一旦家に戻り、あたしは完全に左手がおかしくなったのでそのまま家に残った。ダンナは結局夜の12時過ぎくらいまで草刈を続けた。


役員とはいえ、なんでこんなことまでしなくちゃならないんだ・・・となんか納得いかない。これは役員の段取りが悪いのか、業者がいけないのか。
はぁ〜・・・でもさ、そもそも公園に草が生えるってどういうことよ。使ってたら生えないはずでしょ。
今時、公園なんて作るだけ無駄なんじゃないの?って気になってくる。



そんなこんなで、私とダンナは体の色々なところが痛い。
私が一番痛いのは左手首で、ダンナが一番痛いらしいところは右肩、右腕。
ダンナに「お母さんはつかむ力はないけど、鎌を引くだけの腕力はあるんですね」と言われた。まぁ、確かに。でもね、ただ単に掴むだけじゃなくて、無理して大きく開いて掴む(出来るだけ多く掴みたい)っていう動作ってあまりしないでしょ?「握りしめる」みたいなのはすることがあっても。


左手ってそんなに目覚しい働きをしてないような気がしているんだけどこうなってみると意外にもがんばっていることに気付く。普段何気なくやってるお皿を洗うとか、車のサイドブレーキを引くとか、雑巾をしぼるとか・・・そんなことですら出来なくなっちゃった・・・とほほ。



草を刈ってる最中に、ダンナが草の隙間から「稲刈りの方がラクですね。」と言ったけど、そりゃ、そうだよな。稲はさ、最初から刈ることを考えて植えてるんだからさ。