結構すごい「冒険」

土曜日の夜、星もキレイに見えていたので、ここは一発新たなウォーキングコースでも発掘するかと張り切って家を出た。
結構な頻度で通っている道の近くの道(というかその道に合流してくる道)なんだけど、そこから見ると結構普通に歩けそうな感じだったのよ。土手の道なんだけど、車も通っていそうな感じで草も背の低いのが多少生えているかな・・・くらいな感じ。
なので、合流するのとは反対の方から入っていっていつもの道に復帰してくる・・・って感じかな、なんて本当に安直に考えて歩き始めた。



けど、なんじゃこりゃ。たぶん・・・ですが、20、30メートルくらい進むと突然というか・・・道がなくなった。
正確には道はあるけどもう草ぼうぼうな感じで、その草の下がどんなふうになっているのかもわからないくらい。ホントよ、落とし穴とかあったら確実にすっぽり落ちると思うし、ヘビとかニョロニョロしてたってガッツリ踏んずけちゃうと思う。草の丈なんかあたしの背丈よりも高いくらい。ジャングルですよ。
で、合流地点までは少なくとも1キロ以上はあるはずで、だから本当だったら引き返すって選択肢もあったはずなの。っていうか、普通それを選択するのが正解なんじゃないかと思う。
けど、あたしは引き返さなかった。なんだろ、やっぱり「負けたくない」って気持ちとか「今日はこのジャングルの中を進んでいくだけのパワーがあるけど、明日以降もそのパワーを出せるか自信がない」っていう、今後の自分に対する自信のなさみたいなものが引き返えさせなかったのかな。



で、そうと決めたら進むしかない。
その草の根元になにがあるのかわからないような道、本当に大袈裟じゃなく道なき道をかき分けながら進んで行った。草ってさ、ただ縦方向に伸びてるだけならかき分けて進むのもそんなに難しくないと思うんだけど、ツルになって地面近くを横切ったりしてるから、それに足を引っ掛けて転びそうになったり、本当に「冒険」だと思った。
ただ進むだけには違いないけど、草についた夜露で着てる服はビショビショ。元々汗で濡れてたとはいえ、もう「重い」くらいに濡れた。洋服もそうだけど靴も。
たぶん・・・草がなければ10分とか15分くらいで歩ききれるはずのところを30、40分くらいかかってようやくいつもの道に復帰出来た。


いつもの道が見えてきた時には本当にホッとした。
距離的には然程長く歩いたわけじゃないけど、家を出てから帰るまでなんと3時間くらい。
夏の間は新コースの開拓はムリかも。