比べることに意味なんてあるか

前にも同じことを書いたかも。



世の中、なんでもかんでも比べることばかり。まぁ、そりゃそーだ、比べるって競争ってことでしょ。そういうのがなければ進歩みたいなものもなく、世の中も良くなっていかないだろうし。


勉強にしても容姿にしても、なにかの性能みたいなことも、なんでもかんでも比べる。
でもさ、そもそも比べるって条件が同じでないと比べられないものじゃない。理科の実験がいい例だと思う。
例えばさ、学校でやるテストだって、みんなで同じものをやるから0点の人から100点の人までの順位みたいなものがつくわけでしょ。それはさ、とりあえず勉強という能力を目に見えるかたちにしたいってことでしてるだけで、勉強で0点でも他で100点をとれる人だって大勢いるはず。
そしてもっと言うなら、学校で同じ勉強していたとしても一方では塾に行ってる人もいるだろうし、一方では家計を助けるために同じ時間働いているって人もいるかもしれない。
そう考えると人間なんて誰一人として同じ条件の人なんているわけなくて、比べることに意味なんてないように思う。


結局、せいぜい比べて許されるのって自分自身とだけじゃないのかな。そりゃ、自分自身だって、毎日の条件て変わってくる。昨日は特に用もなく全てが自分の時間だったけど、今日は色々とやらなくちゃならないことがあって自分の時間は1時間だけ・・・とか。でもギリギリ自分自身となら、昨日の自分より今日の自分、1年前の自分より今日の自分の方が成長しているかどうかって比べても間違いじゃないかも。



とは言っても、自分自身と比較するより他人と比較する方が簡単というか、わかりやすく・・・他人のこと羨んだりしちゃうんだよね。




ちょっと今、私は人のことを羨む気持ちがあって、でも冷静に考えるとその人の状況と私の状況は全く違うから、その人のように出来ないのは当然なんだってちゃんとわかってる。だから自分は自分の出来ることを頑張ればいいんだって、それも理屈ではちゃんとわかってる。
はぁ〜いかん、いかん、こんなことでは。
私は自分の出来ることをちゃんと頑張っていかないと。



あ、ちょっと逸れてしまうけど、こうやって自分の置かれている条件の中でそれぞれが頑張って出てくる違いを「個性」だと私は思ってる。
「個性的」なことがいいように言われるけど、個性って無理矢理個性的になろうとしてつくるもんじゃないと思ってる。