恥ずかしいから気付かないフリ

昨日の夜はものすごく晴れていたので遠回りをして、久しぶりに土手を歩いてきた。


ここのところ肩が痛かったからジョギングも最短コースか、その最短コースすらも走ったり歩いたり・・・ぐらいな感じで、この土手の道を歩くのは本当に本当に久しぶり。


空は多少霞んでいたものの、かなり沢山の星が見えていて、月も「なんだ、そこにいたの?」って気付いた時には昇ってきていた。
単純な言葉を繰り返すことしか出来ないけど、本当に空はすごいよ。




で、こういうすごい空の下、もう凍りかけている砂利道をザクザク歩いていると、あたしはいつものように叫びたくなる。吠えたくなる。
・・・というわけで、外灯のない、遠くからの光だけが薄っすら届くような土手の道を大声で唄いながら歩いていたのですが・・・・・



途中、なんと反対側の土手を対向して歩いてくる人がいるのに気付いた。反対側の土手といってもそんな幅の広い川じゃないので、まぁ、せいぜい10メートル、20メートルとかぐらいしか離れてない。しかも真夜中でしょ、物音だってそんなにしてるわけじゃないから・・・たぶん私の調子っ外れの絶叫がその人の耳にも確実に届いていたと思う。(願わくばイヤホンでもしていますように・・・。)
反対側の土手だったから、私が気付いた時にはもう相当近くまできていた。っていうか、あたしが気付いたのも気をつけていて気付いたっていうんじゃなく、偶然気付いたのよね。その人は光に反射するヤツをタスキ掛けにしていて、それが遠くの光をうっすら反射していてそれで気付いた。あたしはその時、ものすごく油断していて「まさかこんな時間に、こんなところに人はいまい」と思ってたから。
たぶん、同じ側を歩いていたらもう少し早く気付けたと思うんだけど。


ひゃぁ〜恥ずかしい。
でも、逆にそこで唄うのをやめるのも恥ずかしい。
だから、その人がそこを歩いているのに気付いていないフリをして唄い続けた。
だってどーしよーもないじゃん。



ひぃ〜・・・歌が上手かったら別に恥ずかしくもないっていうか存分に披露してやるところだけど・・・残念ながら叫ぶのが気持ちいいだけで唄ってる「金切り声の叫び」だからなぁ・・・。
ふぅ〜恥ずかしいよぉ・・・。