不法滞在で国外退去処分

こんな感想を言ったら「血も涙もない」とか「血の通った人間とは思えない」とか言われちゃいそうだけど・・・。
細かいところは全然わかってないので、あくまでも新聞記事という上っ面を読んだだけの感想です。



不法滞在していた一家三人に対して日本語しか話せない娘だけ日本に残すか、一家三人でフィリピンに帰るかどっちかを選択しろって。
で、中一の娘さんは一家全員で日本に残りたいと言っているようだし、お父さんも「娘が13歳じゃなければ娘だけ残して帰る。でも13では自分ではなにも出来ない。」と言っているらしい。
確かにね、気持ちはわかる。支援している弁護士も「子供一人を残して帰れと迫る姿勢は理解出来ない。」と言ってるらしい。




でも私は思うのよね。確かに子供には何の罪もないのかもしれないけど、お父さんとお母さんは 1992〜93年に「他人名義の旅券で入国した」って、それって犯罪じゃないの?そして何時バレたかはしらないけど、とりあえず「2006年に強制退去を命じられた」ってあるので、それまでは日本国内で普通に暮らしていたってことでしょ?なんかさ、上手く言葉で理路整然と説明は出来ないんだけど・・・今の「不幸」みたいなものだけを見てたら「ヒドイこと言うよなぁ」って感じなのかもしれないけど、なんだろ、やっぱり悪いことしてたんだからそれを償うというか・・・なんて言うの?それを「悪いことしていて悪かった」と思うならどちらかを選択しなくちゃいけないんじゃないかと思うんだけど。だってそうじゃなかったら、昔悪いことして今は本当に悪かったと思ってるって、それで全部許されたら不法入国した方が得っていうか・・・なに?なんだろ、上手く説明できないんだけど・・・なんかすごく腑に落ちないんだよね。
「不法入国」”くらい”っていう、簡単なもんなのかな、あたしは法律とかそういうの詳しくないからその「重さ」みたいな程度が全然わからないんだけど。



そして・・・よく子育てとかのアドバイスをしているような専門家が言っているじゃん。「子供は愛情を持って接してくれる人がいればそれが親でなくてもいい子に育つ」って。これが本当なら別に子供だけを残しても誰か親身になって支援してくれる人が支えてあげたらいいんじゃないの?って思っちゃう。(あ、あたしは「親でなくてもいい」とは思ってない人なんですけど。)



そして・・・「日本語しか話せない」ということだけど、中一だったら英語も習ってるだろうし、今話せないってことは特に問題視されるポイントとは思えないんだけど。そうでもないか?



最終的にどんな方向に行くのか興味津々。