男の妄想、勘違い

まず最初に言っておきます。
私には「愛」がないってことはここで何回も言ってきてるはずです。
だから世間の「奥様方」とは感覚が違うことも十分承知で、でも言いたいので書きます。



あのね、既婚男性、または将来的に結婚を考えている男性って、ひょっとして妻と呼ばれる女性または付き合ってる女性が、男性に対して行う行為全てを「やりたくてやっている、男性(または家族)が喜んでくれて嬉しいなぁ」って100%しあわせな気分だけでやってると思ってるんでしょうか?
逆に世間で、将来的に結婚を考えている男性と付き合っている女性や既婚女性はみんな「あぁ、あたしのやってることがこの人(家族)のためになって喜んでもらえて嬉しいなぁ」って100%その気持ちだけで色々なことをしているんでしょうか?


もしそうならなんて「愛情」だけで生きている立派な人だろうと思います。



この前、まだ結婚もしてない男性と「更年期」について「語る」機会があって、その中でその男性が「自分の母親がそうなんですけど」ってことで言っていたのを聞いて、正直ヒイタ。


更年期になるとやたらと理屈っぽくなるんですよね。それまではダンナや子供のために何かしても「あぁ、喜んでもらえてうれしいな」って感じだったのに「なんでこんなことをあたしがしなくちゃならないの?」みたいな感じになっちゃうんですよね。




まぢで?
そんなのあたしず〜〜〜っと前から思ってるんだけど。
ここでも何回も書いてきてると思うけど、例えばダンナや子供のために何か「してやってる」って思ってるわけじゃないのよ。でもさ、それを受け取る側がまるで「当たり前」みたいな態度だと「なんであたしがこんなことしなくちゃならないの?」って感じになっちゃうんだよ。そりゃね、毎回、毎回、例えば毎日弁当作ってるけど、それに対して毎日、毎日「お母さん、有難う」って言えってことじゃないの。そういうことを期待してるわけじゃなくて、例えば「今日のお弁当、あたしの好きなものばっかりだったよぉ♪」みたいに言ってくれたら、それはそれで十分作ってる側にとってはうれしい言葉で「明日からもまた頑張ってお弁当つくろ♪」みたいな気分になるわけよ。あたしが言いたいのはそういうこと。
世間の奥様方は「そんなのお前がやるのが当たり前だろう」って態度されても「あぁ、あたしって毎日やりたいことしていて楽しいな」って思ってるのかな。もう筋金入りの「愛情」だと思う。
そりゃね、これも前に言ってると思うけど掃除、洗濯、炊事と家事全般が好きで好きでしょうがないって人はもうそれが好きなんだから「美味しい」とかじゃなく「お前のつくるものっていつもオレの嫌いなものばっかりだな」とか言われても嬉しいのかもしれない。けどさ、フツーは毎日じゃなくても「これ、美味しいね」とか言ってもらって「嬉しいなぁ・・・」って思うんじゃないのかな。


だってさ、逆にダンナは家族を養うのが仕事だとして「あんたが稼ぐのは当たり前でしょう」って態度されたら多少でもイラッとするんじゃないの?やっぱり男だって「お父さんは毎日夜遅くまで大変ね」とか言われた方が嬉しいんじゃないの?



なんかね、まだ結婚もしてないような若い男性がそういうのを聞いて「男」ってそんな妄想というか、勘違いをしてるのかなぁって正直ビックリした。


家族だけが趣味の女性も少なくはないと思うけど、でも女だって自分のやりたいこともあるし、家事だけやってたいわけじゃないし、家事でもなんでもそうだけど、なにかするには時間がかかるんだよ。自分の大事な時間をみんなのために割いているんだよ。
別に恩着せがましいことを言いたいわけじゃないの。でもさ、なんでもかんでも「好きでやってるんだから感謝する必要ない」みたいに思うのは間違いだと思う。
何度も「親切」のたとえを言ってると思うけど、親切ってさ、親切する側が「やってやってる」と思ったらそれは親切じゃないと思うけど、逆に受け取る側は「やってもらって当り前」と思うべきじゃないと私は思う。