「冷たい」んじゃなくて「現実的」と解釈して

自分が貧乏だから思う。


私立の高校とか(もちろん公立もそうだけど)に通っていて、昨今の不況のせいやら色々事情があって授業料が払えない人が出てきてるとか。かわいそうだと思うよ。けど義務教育じゃないんだから払えなかったらもう学校を辞めるとか安い学校に行くとか、それはそれでしょうがないんじゃないの?って思っちゃう。
だってさ、現実問題として「経済的に厳しいから中学卒業して働いてます」って人だって大勢いると思うんだよね。それを考えたらさ、なんか不公平な気がする。


こういうこというと冷たいヤツだって言われちゃうんだろうし、払えないのは親で勉強したいっていう子供に責任はない・・・みたいな話が出てくるんじゃないかと思うけど・・・もしそうならそんなの高校に関してだけじゃないじゃんと思う。
家はお金がないから子供は公立の学校に通ってます。子供から習いごととか塾みたいなもの、その他色々なことでこうしたいとかああしたいって言われて「悪いけどお金がないから我慢して」って何回も言ってきてます。そういうのは「かわいそう」なことじゃなくて「親が貧乏だからしょうがない」って話で終わっちゃうんでしょ?単純に趣味とか贅沢とかそういうことじゃなくて「教育」みたいな括りの場合は「かわいそう」ってことなの?なんかね、複雑な気分。
それに?もし仮に授業料払えないから学校辞めますって話をした場合、本当に辞めてほしくないような優秀な人なら学校の方でも「イヤイヤ・・・君は我が校の誇りですからタダで構わないので生徒でいてください」みたいな感じで引き留めてくれるんじゃないの・・・なんて。



家はお金がないから私立は無理だし、子供もそれをわかってる。本当にいい親なら全財産を懸けて(あるいはどんなに借金をしても)子供に教育を受けさせてあげるべきなのかもしれないけど・・・現実的に考えて「天才」みたいに頭がいいわけでもないしなぁ。ホント、複雑。


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昔(今もかもしれないけど)子供が優秀で医者になる・・・みたいな時には田舎の農家(かどうかはわからないけど)は田畑を売り払って学費にしたっていうのをよく聞く。それくらいの覚悟がないならホントは義務教育以上は必要ないのかも・・・。