無事に帰ってこれた・・・

山を越えて遠出をしてきた。
流石に山を越えるとなると力のない私の車では不安だということでダンナの車を借りて行った。


自分の車もそうですが、ダンナの車にもカーナビという文明の利器は搭載されていないので、地図だけが頼りなのです。だから「探検」。
だいたい通るであろう国道の番号と、あと目的地周辺(本当に近く、交差点から何軒目・・・みたいなのがわかるくらい)の地図だけを頼りに行った。


で、案の定、迷いに迷って・・・全走行時間の1/4前後は迷っていた時間ではないかと・・・。1日の走行距離300キロ。普段営業とかで回っている人がどんなに車を運転しているか知らないし、車のプロ(タクシーだったり輸送トラックだったり)なんかにしてみたら大したことのない距離かもしれないけど、自分としては結構乗ったなぁ〜♪って感じ。とにかく、全く知らんところだからね。


で、一番困ったことは・・・狭い道(市道とか?)に一旦入ってしまうと国道へ出る道がわからないってこと。そりゃね、入ってきたところから出ていけばいいじゃん・・・て思うでしょ。あたしもそれが出来たら苦労はしないと思うけど、とにかく国道から目的地に向かっていくなかで迷ってるわけで・・・もう何処をどう走っているのかもよくわかんない。で、目的地に辿り着き、目的を達成し、さぁ帰るか・・・って帰り道がわかんないよぉ〜・・・って感じ。
とにかく県道の表示が出てきても、自分がわかっているのは国道のみなので・・・逆に「紛らわしい数字出すんじゃねぇ〜よ!」って感じで、本当に困りました。
そして・・・これはあたしがバカなだけって気もするけど、自分は国道「○」号を走っているつもりなのにいつの間にかその番号が変わっていて・・・う〜ん・・・標識を見落としたのかなぁ・・・って戻ったり。

そして一番泣けたのは・・・もう帰りは夜なわけですよ。自分としてはまさかそんなに遅くなるなんて思っていなかったので(自分の勝手な予定としては8時か9時頃には家に着く予定だったのよね・・・)まぁ、道が凍る心配はしなくていいだろう・・・と思っていたわけです。ダンナの車はまだノーマルタイヤです。

そして山の恐ろしく急坂・急カーブを上り下りする頃は既に真夜中ですよ。自分は車の中だから外の寒さはわからないけど、たまに設置されている気温表示に「0℃」ってのが出てるのを見た時は本当に悲しくなってきました。道に雪はないまでも、道のすぐ脇は雪で白くなってます。そのうち「−1℃」になり「−3℃」になり、「路面凍結注意」って・・・水があったら完全に凍ってます。
本当に泣けます。


ところで・・・
山の中は真っ暗なので、本当に星が綺麗だし、星が近くに見える。よく晴れていて星の光が重過ぎるくらいに、び、び、びぃ、びぃ〜っしり。ホント、マイナスな表現しか思い付きませんが、もう星が沢山ありすぎて気持ち悪いくらいです。すげぇ〜よな・・・って思った。自分がほぼ毎晩歩いている道も平地にしては良く星が見えると思うけど、やはり山のように光がほとんどないところには全く敵わない。すごいよなぁ。
ああいう星を毎晩見てたらあれがフツーなんだよなぁって羨ましいような、それはそれで残念なような・・・。



前後大型トラックに挟まれながらようやく下にたどり着いた時は本当にホッとしました。ちなみに下で見た気温は6℃か7℃だった気がする。


その後も国道を走り続け、途中道に迷ったりしながら(←知らないうちに違う道を走ってる・・・)ようやく結構よく目にする地名なり国道番号を見た時は「はぁ〜帰ってきたよ・・・」って思いました。
ホント、標識に自分の知った地名があるとホッとする。見たこともない?国道番号とか地名ばっかり見てたから「助かったぁ・・・」気分。



そうそう、途中ダンナに「今××にいるみたいなんだけど・・・」と電話すると「『いるみたい』って・・・」と笑われた。その後「今**にいるよ」と電話したら「まだそんなところにいるんですか・・・」ってあきれられもした。疲れたなぁ。
家に近くなってそこそこ知ってる道までくると、今度は眠い、眠い。もう眠くてたまらない。居眠り運転に至らなかったのは幸いだった。
で、途中でダンナに電話したら「電車で先に帰る」と言っていたのに、かなり時間が経ってからダンナから電話があり・・・・


「電車に乗り遅れたからこっち回ってくれる?」


ということで、途中ダンナを拾って帰りました。
ふぅ〜こうなることを全く予想していなかったわけではないけど・・・ちょっと自分の予想が甘すぎたと反省。
ひとつ目的を達成しないまま帰ってきたので、雪がなければ来月にでもまた出掛けるか・・・と思っているところ・・・( ̄ー ̄)。