赤ちゃんの足の骨を折る

幸せな家庭がねたましく?「かわいいので赤ちゃんを抱かせてください」と言って赤ちゃんを抱き、親が見てないところで骨折させる。



結構ホラーな感じと思いますが、こういう「事件」を聞くにつけ、なによりもすごいのは人の心だよねって思う。
今までに何度か書いてるような気もしますが、人間て「カァ〜ッ!!」っとなってとかっていう、そういう瞬発的な感情ってあると思うのです。なんか我慢出来なくなって「爆発!」みたいな、やられたからやり返すみたいな。でも、そうじゃなくて、ある意味「冷静な状態」で「よぉ〜し、折ってやれ・・・」って、そういうことですよね?この状況って。


そういうのが本当に怖いっていうか、よくそういうこと出来るよなぁって思っちゃう。「よくそういうこと出来るよなぁ」って別に良心的なこと言ってるわけじゃないです。悪いと思わないのかなぁとかそういうことじゃないです。


自分自身として「ソレ」をすることが怖くないのかなってこと。だって生きてて意識あるままの状態で骨折って(まぁ普通の事故での骨折も意識はあるかもしれないけど)もし自分だったらってメチャメチャ怖くないですか?例えば運動していて・・・とかっていうのはまぁなんというか一応「骨折しない」ことが前提になってるわけじゃないですか。誰がやっても骨折するようなことならやらないでしょ。骨折しないことになってるけど何かのはずみで、自分でも予想してない時に「あっ!」という間になっちゃうわけじゃないですか。でも「これから折ってやる」っていうのはそういうのとは違いますよね。よくその状況に自分自身の心が耐えられるなぁと思って。


怖いです。
本当に怖いです。



自分は心配性なのか、ノイローゼなのかわかりませんが、実は生まれたばっかりの子供が隣で静かに寝てるのを見て(夜なので薄暗い)「ちゃんと生きてるかなぁ、死んでないよね?」って結構怖かったんです。普通のお母さん達は「あかちゃんてかわいいな、しあわせだな」って感じでバラ色なイメージなのかもしれないけど、アタシにはなんというか、弱弱しいというかそういうイメージのほうが強くて、ホラ、ちょっと顔に布がかかっているだけでも自分じゃはずせなくてそのまま呼吸出来なくて死んじゃうとか・・・そういうイメージが強くて怖かったんです。
だからこういうニュースを聞くと決してプラスな意味で使うわけじゃないですが、ものすごく「強靭」な精神なんじゃないかって、ものすごくビックリしてしまいます。



ホント、良心的なこととは全く別な次元で「よくそういうことが出来るよなぁ・・・」って思う。