夕立が歩いて来る

東に向かって車で走っているとき、数十キロ〜数キロ先が夕立で真っ白になって「水しぶき」の中に入ったみたいに見えなくなっているのが見えた。それを見ながら「もうちょっとしたらこっちに来るんだろうなぁ・・・」と思いながら更に走り続けた。夕立が段々近づいてくるのもわかった。
で、結構長い信号で停まっていると・・・・



数百メートル先に夕立の壁が見えてきた。うひゃぁ〜・・・すぐそこまで来てるじゃん・・・と思いながらじぃ〜っと見ていると・・・・・


ビシッ!
ビシッ!



っと大粒の雨が当たり始めた。
うひょっ!


そこの道にはこっちに向かってジョギングしている人もいたんだけど、その人が走るスピードよりも遅い感じで夕立がこっちに向かってきた。地面が濡れて色が変わっていくじゃないですか、それが段々とこっちにくる。雨自体はそんなにハッキリ見えるわけじゃないけど、なんか足跡が近づいてくるみたいで・・・・


夕立が歩いて来るみたいだ。



で、その夕立は停まっている私の車をびしょびしょに濡らして、更に進んで行った。




ちなみに、その雨の降りはものすごくて、その信号から1〜2キロくらい離れた私がほぼ毎日通っている道路は水に埋まっていた。まぁ数十メートルくらいで車や人が埋まるほどの深さでないのはわかるのですが、入ったまま出てこれなくなったらどうしよう・・・と思いました。(一番深いところで車のタイヤがもうちょっとで隠れるくらいかな?)