アサマスタークロスウォーク2010

アサマスタークロスウォーク2010

8月21日〜22日にかけてのアサマスタークロスウォークに参加してきました。
自分の中ではかなり楽しみにしている「ビックイベント」なので、「気合十分」です。


今年は私の呼掛けに応じて、なんと!息子も参加してくれるというので家族3人で歩きました。あ、「3人で」とは言うものの、歩く行程は完全にバラバラです。



今年の参加者数は650人超とか言ってたように思いました。(17km、31kmコース合わせて。)男女関係なく年齢層は本当に幅広く、小学生からそれなりに年配の方まで色々。個人的に高低差1300mで距離もそこそこ「長い」と思うのでそこそこ「過酷」だと思うのですが、まぁ競争するわけじゃないので自分の体力・脚力に見合ったペースで行けば歩ききれないことはないと思います。でも「キツイ」です。



自分としては、今年は「頑張って」歩きたいと思ったので結構先頭の方を歩きました。あ、念の為言っておきますが、頑張りたいとは思ってますが1位になりたいとかっていうのとは全然違うのです。スタートした時点で前の方にいないと人混みの中を歩かないといけない状況に陥るのです、アタシはそれが本当にイヤなんです。なのでスタートの時になるべく前に行ってなるべく人の少ない「場所」を確保したいわけです。なのでそこからは本当に自分のペース、特別速いわけじゃありません。


そういえば、今年は参加人数が増えたので距離別スタートでした。先に31キロがスタートして15分後に17キロコースがスタートしたはず。(それでも真ん中以降は人混みだったと思いますが・・・。)
あと、ストックみたいなポール?ステッキ?名前はわかりませんがそういうのを使っている人が結構いて、それを使っている人の足腰?にはいいのかもしれませんが、そういう人が自分の前を歩いていると結構歩く時に気持ちとして圧迫感みたいなものを感じて「イヤ」でした。たぶん広い道ならどうってことはないのでしょうが、途中まではフツーの道なので車も通るし、そうなれば道の端っこや狭い歩道で重なるように歩くしかなく、しょうがないとは思いますが気分としてはイヤでした。


途中(たぶんスタートから1〜2キロくらい)までは息子と一緒でしたが(勝手がわからないと言うので)多少人混みから離れると息子は「さっさと」行ってしまいました。あ、別に別行動ってことなので全然構わないのですが。けどこっちとしては、初参加でそんなに勢いよく行ってしまって大丈夫なのか?まだ先は長いよ・・・という気持ちがあり、でも一方で「若いって素晴しい!」みたいな気持ちもあり・・・ちょっと複雑。
一人になってからは「修行」でもしてるかのように黙黙と歩きました。


天気予報では夕方から曇りで湿度100%なんてことだったので、ひょっとして夕立みたいな雨が降るかも・・・なんて思っていたのですが、意外にもそこそこ晴れて満月近い月の光が明るい。ただし雲も多く、これが快晴だったらなぁ・・・と残念でした。


あ、アタシは毎晩暗闇の中をジョギング&ウォーキングしているのですが、ライトは点けません。なので?ある程度「闇」に慣れているからかもしれませんが、周りの人がライトを点けてることに多少「イラッ!」とします。
こんなに月の光で明るいのに(月が見えていなくても明るさはある)なんでライト点けるんだよぉ〜・・・みたいな感じ。特にライトを点けてる人に後ろにつかれると完全に「興醒め」気分。先に行ってもらって構わないのでアタシの周りを明るくしないでくれ・・・って感じでした。
あ、でもね、後で勝手に解釈したのですが・・・このライトってひょっとして熊除けなんでしょうか?アタシはリュックに熊除けの鈴?を付けていたので「まぢ」で五月蝿い音を鳴り響かせていたのですが、この場合熊もきっとこっちに気付いて相当好戦的な熊でない限り近寄って来たりはしないと思うのです。が、鈴がなかったらとりあえずライトで明りをチラチラさせていれば「何か」がいるのは熊も気付いてくれるはず、真っ暗よりは。だからかなぁ・・・と考えると「ライトなんて・・・」なんて言ってられないですよね、命が賭かってます。




チェックポイントまで「あと1(か2)キロ」くらいのところで息子から「着いたぞ〜」というメールが届いた。早いなぁ〜と思いながら見るともう1通メールが届いていることに気付いた。

着信音を聞き逃したのか?
アタシはフォルダの設定をしていて家族からのは家族のところに入るようにしてるのですが、そのメールはフツーの着信に入っている。はて?誰から?と思って確認すると「留守番」みたいな感じでダンナからだ。30分ちょっと前に受け取っている。
なに?なんなの?具合悪くなってリタイアでもするって連絡だったの?と非常にびぃ〜っくりしてダンナに電話してみると「電波の届かないところにあるか・・・」っていう例のアナウンスが流れてる。確かに山の中で電波は悪いかもしれないけど、少なくとも息子からのメールは取れてる(場所は違うけど)ので、何回か時間を空けて電話してみたけど繋がらない。もう不安で不安で。とりあえず、息子にもダンナと音信不通だとメールして余裕があったら電話してみてと頼んだ。



「本当に着くんだろうか・・・」と思いながら、
「歩いていればいつか必ず着くはずだ」と思いながら
歩き続けてチェックポイントに辿り着きました。


チェックポイントで豚汁・おやき・トマトなんかをいただいているとダンナから電話が・・・。あと3キロくらいのところを歩いているから2時間遅れくらいでゴールすると思うって。
ふぅ〜・・・無事でなにより。息子は先に行ったと話すと「早いねぇ」って。



今年はチェックポイントも「寒い」ことはなく、自分としては「快適」な感じだった。ただし、寒いと思ってリュックに詰めていった上着の類は出番がなかったのでず〜っとリュックに入れたまま。一向にリュックが軽くならないのはちょっと「ふぅ〜」な気分だった。ま、自分としては寒いのよりは全然マシだけど。




一人で行動しているとチェックポイントで長く休む「必要性」もなく、ちょっと腹ごしらえをしてから後半を歩き始めた。
チェックポイントからは完全に人がバラけて(休憩時間も個人の自由なので)いい感じ。
ホント、暗い中を歩くのが好きなんです。


途中から砂利道になり、その入り口付近でスタッフの人から「砂利道なのでライトを点けていかないと危ないですよ」みたいな声掛けがあり、そう声を掛けられた手前無視するのもなんなので一応ライトを点けましたが、やはり自分は暗闇を歩くのが好きなのです。それに月も出てる。しばらくするとライトなんかいらないな・・・と結局ライトはしまってひょこひょこ歩いてきました。あ、私のウォーキングコースには砂利道もあり、暗くてもなぁんとなく道の様子がわかるんです、その砂利の様子とか。
もうなんというか、自分の前後(近いところ)に人はいなく、暗い山道を一人で歩いているのを月の光が照らしてる感じ。その状況にホント一人で小躍りするような感じ。
自分のことをつくづく「野良犬」みたいだと思ってしまいます。



ゴールまで「あと6キロ」くらいのところで息子から「ゴールした」ってメールが着てビックリ!

まぢですか?はやっ!



その後1時間くらいで私もゴールしました。
ゴール後は温泉につかってユックリ・・・。露天風呂もあったのですが、素敵でした。湯船から露天風呂の方を見上げると周りの木が見えて、その上にたぶん全天一明るい木星が輝いている。すごくいい感じでした。もちろん露天風呂にも入りましたよ。



そこで息子と合流しダンナを待った。ダンナは意外にもかなり早くゴールした。今年もまた足は痛くなったようだが、去年に比べれば全然マシ。ダンナは温泉にも入らずに帰ろうと言っていたけど、息子と私が「時間も着替えもあるし、入ったほうが足にも良いよ」とすすめると「じゃぁ・・・」と入ってきた。


その後バスで小諸駅まで送ってもらい、また居眠り運転をしそうになりながら家まで帰ってきました。
ほぼ無傷で熊に襲われることもなく無事帰ってこれてなによりです。
しかもちゃんと「完歩」出来たし、メデタシ、メデタシ。




さて、歩き終わっての状況と感想ですが、初参加の息子ももうちょっと給水ポイントがあって欲しいと言っていた。これは私も同意見です。イヤ、そう思ったら給水ポイントに頼らず自分で飲料を用意すべきだってのはわかってますが、やはり荷物を多くしたくないので・・・という勝手な意見。
あと「登りの1kmって、3km〜4kmくらい歩く感じがする」という感想。これも同感です、果てし無く長い感じがする。あと、息子は結構前の方にいたので、下りでは前後に全く人の気配がなく「メチャメチャ寂しい・・・」と言っていた。あと、下りはスタッフの数も少なく?車の巡回も上り(チェックポイントまでの前半)より全然少ない感じがした。ま、個人的にはだからと言ってあまり気になりませんでしたが。


ダンナと息子は足(ふくらはぎや太もも)が筋肉痛だというのとリュックを背負っていたから?肩が痛いと言っていた。私は筋肉痛という意味ではなぜか?お尻の筋肉が痛い。ももやふくらはぎは特にどうというのはないみたい。そして、肩はそれほど痛くないのですが、なんと!リュックの肩紐が擦れて?左の脇(脇の下じゃなく体の前面)が赤く擦り剥いた感じになってしまった。なので体で一番ダメージを受けたのはそこではないかと。(精神的にも肉体的にも。)風呂に入るとシミます。



あ、あと、(私だけですが)歳をとってるせいでその筋肉痛は今日か明日がピークではないかと・・・それを思うとちょっと不安。
けど、昨日の夜も楽しく真夜中のジョギング&ウォーキングには出ました。
ホント夜は楽しいです。



あ、そういえば、なんでも一番早い人はスタート7時で10時にはゴールしていたとか。
うひょ〜っ!!もう人間とは思えないくらいです。
で、そういう人はゴールに自分の車をとめておいて、サッサと車に乗って帰っちゃうらしい。
それから、意外だったのは山歩きとかをしてる人がいるじゃないですか、そういう人でもこのコースは「イヤ」みたいです。なんか「ず〜っとダラダラと上りが続くだけ」みたいなコースは「つまらない」みたいです。アタシは気に入ってるので「つまらない」なんて人が多いとこのイベント自体がなくなりそうで不安です。


あと、参加賞(完歩賞)としてキャベツ一玉をもらえるのですが、遠くから電車で来てる人には不評みたいでした。荷物だけでも重いのに更にこんな重いものをもらっても・・・って。ならば事前予約みたいな感じで選べるようにしたらどうでしょうか?キャベツかペットボトルジュース1本どちらか・・・とか、要・不要みたいな。




ま、とにかく、なにはともあれ無事に完歩出来て良かったです。
午後7時スタート(休憩含んでだいたいですが)
息子午前0時ゴール(ちなみに下りはほぼ「走って」いたそうです。)
ダンナ午前2時45分ゴール


私(ものすごく大雑把です)
スタート地点で万歩計2476歩
チェックポイント 10時30分過ぎ着 26891歩
チェックポイント 10時45分発
ゴール 1時00分過ぎ着 43987歩

上り
約3時間30分 1キロ12分ちょっと、歩幅約70センチ
下り
約2時間15分 1キロ約9分半ちょっと、歩幅約80センチ


↑ちょっとビックリした・・・・意外にも早い!
平地で1キロ歩いて8〜10分、ジョギングでも1キロ5分〜5分半掛かるのに・・・。
そして、この結果を受け、家の者に言われた。
「普通はさ、下りの方が歩幅を狭くして歩数を多くするんだよ、そういう歩き方してるから股関節やお尻なんかが痛くなるんだ。」
そうなの?
では、これは来年の課題として覚えておこう。
あ、そうそう、結構走っている人もいたけど、自分としてはやはり「ウォーキング」と思ってるのでなるべく走らないで行こうと思ってます。(人を追い抜く時みたいに必要に迫られる場合は別。)


ところで、たまたまなのか関連があるのかわかりませんが(歩き始めてから気付いた)メチャメチャ手が浮腫んでいた。自分の気持ちとしては「異常」なくらい。
それからゴール後、体重を計ったダンナと息子によれば1キロくらい減ってたそうです・・・・が、アタシは家に帰った夜(まぁ24時間くらい経ってるわけですが)1.5キロくらい体重が増えてました・・・なぜ?
歩いて2キロくらい痩せて、食べて1キロくらい戻って、結果1キロくらい痩せるんじゃ・・・なんて期待してたのになぁ・・・。あ、息子とダンナも「もう戻っちゃった・・・・」と言ってましたが。


地道にこれからも続けます。