立場が変われば・・・

どこからくる自信なのか・・・と立場が変わればそう思うんだね・・・と思ったこと。



アタシには兄と弟がいるんです。兄も弟もアタシなんかよりもずっと優秀で共に結婚し子供もいます。
たまたま娘と実家に行った時の話ですが、今はもう大学生になってる息子の小学校1〜2年くらいの話がでて


母「まぁ、トオルの小さい頃にはビックリしたわ。ひらがなの書き方がおかしくて・・・あれは夏休みだったかな、ばぁちゃんエライ怒って直させたけどなぁ、アンタがちゃんと勉強見てあげないから・・・。」


だって。



アタシはこの話は初耳だったのですが・・・正直本当にかわいそうだと思って「かわいそうに・・・」と言ったら


父「かわいそうだけど、最初が大事だから。最初にちゃんと覚えておかないと後で直すのは本当に難しいもんだ。」



と言われた。御尤もです。
実家の両親はアタシから見ると本当にキッチリした性格で、更には「スパルタ」的な要素も十分にあるのです。勉強だけのことじゃなく「ちゃんと育てなくちゃいけない」という気持ちが強く(まぁ親なら誰しもが強弱はありつつ普通に持っている気持ちだと思いますが)その気持ちは間違ってないと思うのですが、一方で「自分のやり方は間違ってない」という自信もあるようです。でもアタシからするとどっからくるんだ、その自信は?って思っちゃうのです。
子供3人育てて、3人共結婚して子供がいて、一見普通に暮らしているように見えるからやり方は間違ってなかったって思うのでしょうか?
すごく不思議だなぁって思ってしまいました。


「アンタがちゃんと勉強見てあげないから」ってことは、母は私の勉強をちゃんと見ていたのか・・・アタシは昔のことはドンドン忘れていく人なので、正直なところそんなに見てもらった記憶はないのです。っていうか、その頃?の母のことを考えると兼業農家だった田畑の手伝いに仕事、まだ小さい弟の世話(もちろん家族みんなの世話も)があってそんなヒマなかったのでは。
で、まぁ見てもらっていたことにして、実はアタシ小学校に入学して初めてひらがなを学校で習った感じなんです。今も昔も入学に備えてひらがなぐらい書けるように・・・みたいなのってあるじゃないですか、でもアタシは入学した頃はひらがなは書けなかったと思うんです。もっというなら授業で教わっても相当長い間(2年生とか3年生くらいまで?)「ろ」と「る」の違いとか「ろ」の読み方とか「ほ」と「ま」と「は」の違いとかよくわかってなかったはずなんです。(なんとなく記憶がある、自分が困ってる記憶。)更にすごいことを告白?するなら、あたしってひらがなの書き順さえも間違って覚えていたのがあるんです。漢字じゃないですよ、ひらがな。そんなバカなって思われるかもしれないけど、事実です。で、文字って書き順が間違っていても文字に見えればコイツ書き順知らないんだってバレないじゃないですか。だから小学校高学年以上高校くらいまでの間に自分でポツポツ気付いて「なるべく」直そうとしました。(でも完全に直ってないかも。)


なので、「アンタがちゃんと見てあげないから」って・・・母が私の勉強見てたのであれば勉強出来ないのは親のせいばかりじゃないように思うんだけど・・・。
あ、アタシがこの「ひらがなが良くわからなかった」って話をすると母は全く気付いていなかったようで「へぇ〜・・・」とビックリしてました。
言っておきますが、「母のせいで」アタシの頭が悪いわけじゃないですよ。ただ、アタシには合わないやり方だったのかも。人間て一人ひとり違うから兄と弟には合ったってことじゃないでしょうか、二人は優秀ですから。


なんか、息子は元々(←こういう言い方は逃げのような気もしますが)理数系で国語とか苦手なんです。そこへもってきてこういう体験してたら・・・そりゃぁ国語をキライにもなりますわ・・・。
以前にも書いてると思いますが、キライになったモノに対して気持ちを復活させるのは本当に難しいことだと思うのです。なんでもキライにはさせたくない。



あ、ちなみに、アタシも別段国語が好きだったわけじゃないように思います。特に「作者は主人公を通して何を言いたかったのか」みたいな問題は本当にイヤだったし、読書感想文とかも大っキライでした。
でも今じゃぁ、こんな長い意味もない文章をダラダラ書いてます。
これは高校(だったかな?)の理系の担任が課題として出したA4かB4の紙に自分の好きなことを書いてくるってヤツで、アタシはテレビドラマの感想なんかをつらつらと書いたのですが、その「文字の量の多さ」を褒めてもらったからみたいな気がします。
ま、何の役にも立ちませんがね。