対不審者マニュアル?

ビックリしました。



真夜中のジョギング&ウォーキングでのことです。
アタシは基本、行きはジョギング、帰りはウォーキング(というより、今では散歩)なのです。そしてコースは人通りの少ない田んぼや畑の中の道路です。出来るだけ人に会いたくないのでそういう時間にそういう道を通っているのですが、でも極稀に車やバイクに乗った人や走ったり歩いたりしている人にも会います。で、モノに乗ってない人に会う時は(比較的そういう時間に出ている人は光るモノをつけていないことが多い、アタシもですが)もう本当に近くに行かないと気付かないことがあるのですが、「モノ」に乗っている人に関してはライトで結構早くに気付くわけです。そういう場合アタシはどうするかというと物陰に隠れてやり過ごすか、時間がない場合(特にジョギング中、一応ゴール到着時間を設定してるので)は完全に無視状態で走っています。



で、物陰に隠れず走っている場合、出会う車には2種類あって、全く速度を落とさずに隣をばぁ〜っ!!と走りすぎていく人と、「なにやってんのかなぁ?」みたいな感じで速度を落としてアタシのことを「確認」していく人がいるんです。たぶん・・・ですが自分もそういう人に出会ったら速度を落として「何してんのかなぁ・・・」って結構ジロジロ見ながら通り過ぎるんじゃないかと思います。



ところが!



今日は違いました。
ソコはゴール近くの見通しのいい場所で、アタシは後ろから車が来ていることもわかってましたが隠れる場所もなく、あと僅かで「帰り」になるポイントだったのでとりあえず道路脇のちょっとした空き地?みたいなところに立ち止まって車が通り過ぎたら行こうとしていたのです。
車は普通車で脇を通る時に速度を落としたので、アタシはその車が通り過ぎた後に走り出したわけですが・・・なんと!その車が少し先で停まったのです。今までパトカーが停まって声をかけられたことは何度かありますが普通車ですよ、自分には関係ないと思って走って追い抜いたのですが・・・なんと!車から人が降りてきて追いかけられるというか、追いかけられながら声をかけられたのです。(アタシ、ヘッドホンで音楽を聴きながら走っているのでほんの一瞬ですが気付きませんでした。)正直、本当にビックリ!しました。


はぁ?なんか用ですか?



って感じです。あ、ちなみにアタシの服装は完全にオカシイ不審者みたいな格好です。黒のズボンにグレーの上着、黒の帽子を目深に被りあごから目の下まで隠れるくらいな白いマスク、それにヘッドホンです。あ、手袋も黒っぽいのをしてます。一般常識的に「健康増進のためにジョギングしてる」って一目で理解してもらえるような服装ではないです。




声をかけてきた人は光を反射するのが付いている作業服みたいなのを着ていたので(思い込みですが)近くの工事現場(結構長いこと続いている現場があるのです)に向かうところだったんじゃないかと思います。車の中に何人の人がいたのかはわかりませんが、少なくとも運転している人は別にいたので二人以上と思います。



「どうされました?」


みたいに声をかけられたように思うのですが、走っている後ろからだしヘッドホンしているし、アタシとしては何か声をかけられた・・・ぐらいな感じでよくは聞き取れませんでした。でも声をかけられたのはわかったので立ち止まって振り向いてヘッドホンを外すと



「ジョギングですか?」



と言われたので頷きながら「ハイ」って答えると




「アブナイから気をつけてくださいね。」


と言われました。なので「ハイ」と頭を下げてまた走り出しました。相手はたぶん・・・・ですが40代か50代ぐらいの男性じゃないかと思います。車のヘッドライトの光だし、自分としても「ビビッてる」感じなので相手のことを詳しく観察するだけの余裕はありませんでした。
相手はアタシが女だってわかったのかな?それとも女じゃなくても「気をつけてくださいね」って声をかけたのかな。
(あ、これは自意識過剰かもしれませんが、アタシは今までそこの工事現場の人達にはかなりの頻度で目撃はされてるはずなんです。「なんかアヤシイヤツがいる」ぐらいのうわさには、ひょっとしたらなっていたのかもしれません。)



で、思ったのですが・・・・これって「対不審者」の扱いみたいなマニュアルかなんかあるんでしょうか?




だって、フツーに考えてフツーの車に乗ってる人が「ヤバイ」かもしれない人にわざわざ声をかけるなんて、そうはないと思いませか?まぁ声をかけるぐらいは「アリ」だったとしても車からは降りないように思いませんか?本当にアタシがアブナイヒトだったら?ひょっとしたら刺されちゃったりってことがあるかもしれないですよね?そりゃぁ向こうは二人以上いたかもしれないけど、こっちがそういうアブナイモノを持ってる人間だったら人数はあまり関係ないような・・・。
しかも(コレはアタシの受けた印象ですが)結構無防備に近寄ってきたんですよね。


う〜ん・・・純粋に不審だと思って「興味」だけで近づいてきたのかなぁ・・・。




真夜中のジョギング&ウォーキングを始めてかれこれ6年近くなると思いますが、パトカー以外がアタシを見て停まって、しかも車から降りて声をかけてきたのは今回が初めてです。
メチャメチャビックリしました。