不正する人と不正出来る仕組み

たまたま、仕事をしてるのに生活保護を受けて一戸建てを建てただか買っただかっていう人がいるって話をしていたら、ダンナが


「なにか、お母さんは生活保護を受けてた人を責めているみたいだけど、私は不正が出来る仕組みに憤りを感じるだけで、それを受けてた人に対しては別になんとも思いません。頭がいいから上手いことやったってだけのことですよね。」


と言った。
え?まぢで?頭にきたりしないの?
だから


「そりゃ、不正が出来る仕組みに憤りを感じるのはもちろんだけど、チェックなんかしようと思えばいくらでも出来るのにそれをしないんだから、でもそれを利用?してる人にもムカつきますよ。」


と言ったのだが・・・これってメチャクチャ価値観の相違じゃないですかね?
なにか下手したら離婚に至るぐらいの「価値観の相違」なのでは。



ダンナはネットの不法(不正?)アップロード、ダウンロードに対しても同じように考えているらしく、そもそもそういうことが出来る仕組みが悪いのであって、アップロードしたりダウンロードしたりした人を捕まえる前にその仕組みを作った人を捕まえたらいいのじゃないかと。(ただし、そういう仕組みを作っただろう「数人」の人は、もっと社会的な何かをしている人達だから絶対に捕まえたりしないだろうし、出来ないだろうとも。)



他にも生活保護を受けてる人が病院に行って沢山薬をもらってそれを売るっていうことについても(アタシはそういうのは良くないと思ってるのですが)


「だって、もっとお金が欲しいって思った時に、そうするのが一番ウマイやり方ならそうするんじゃないですか?ワタシもそうしちゃうだろうなぁ・・・まぁ、自分がその立場になったことがないからなんとも言えないけど。」



とのこと。ふぅ〜ん・・・そりゃアタシもその立場になったことがなくて言ってるんだから単純にキレイゴトかもしれないです。背に腹はかえられないって、そのやり方が「ベスト」ならそうしちゃうかもしれないです。
(関係ないですが、これって同じ盗みでも本当に何日も食べてなくて、空腹に耐えられずパンを盗むのと、遊ぶ金欲しさに空き巣に入るのと、「盗み」って意味では同じでも、アタシの心情としたらパン盗んだ人は許してあげてもいいのに・・・って、そういうレベルの話かもしれない。)




う〜ん・・・アタシは頭が悪いから「上手いこと」やって、お金をもらうなんてことはたぶん出来ないだろうけど、
仮に


「実はね、アタシ10年前からず〜っと上手いことやって生活保護貰っていて、もう1000万も貯まったんだよね。」



ってダンナに言ったら、ダンナは「お母さん、頭がいいですね」って言ってくれるのかな。
普段のダンナを見てるとほぼ「確実」に離婚することになるような気がするんだけど・・・。



なにか、ダンナの言ってることというか、ダンナがそこまでハッキリ言い切ることは「カッコイイ」と思うのだが、釈然としないというか、ここまで価値観が違うのかと正直ショック!



今後、この手の方向の違いで離婚話しが出てきませんように。