タヌキを追い詰める

曇り、すごく薄い雲が空全体を覆っている。だけど薄いから星が見える。(月もね。)
通常コースをほぼ歩く。


ここ一週間か十日くらいの間で、夜の気温は一気に下がった。
20℃だったのが、18℃になり、16℃になり・・・今日は14℃くらい。
そして、未だ夏と同じ格好で出歩いているアタシには「寒く」感じられます。
当然息も白くなってます。
そうそう、自分ちの車もそうですが、駐車場に止めてある車の窓が結露で白くというか、中が見えないようになっていて、そういうのを見ると本当に「寒くなったもんだなぁ・・・」と思います。



帰り道、土手を歩きながら、ちょっと川の中を覗き込むと・・・たまたま川の中を上がってこようとしていた(たぶん)タヌキがアタシに気づき、ものすごい速さで川底まで下っていった。あんなに機敏な動きをする(たぶん)タヌキを見たのは初めて・・・。



そして、更に・・・・


田んぼの中の道をいつものように歩いて帰ってくる途中、30mくらい先にナニカがいるのが見えて・・・?ノラネコか?・・・と思いながらフツーに歩いていくと、そのナニカはアタシに気づいているのかいないのか、結構フツーな感じで道路脇の草に沿って歩いていく。


あれ・・・タヌキじゃないの?


と思い、少し速く歩いて距離を詰め、最後の10mくらいを全力(アタシとして)で向かっていくと!


なんと!ようやく向こうもヤバイ!と思ったのか走りだした。



が、意外にも(ホント、アタシとしては意外)本気を出してなかったのか、タヌキに追いついた!
向こうは観念したのか?立ち止まったので、アタシも立ち止まったのですが、それを見たタヌキはラッキー!まだ逃げられる、と思ったかどうかはわかりませんが、方向転換して今きた道を逆に走り出した。


だからアタシも(別に捕まえようとかいう気は全然なかったですが、とにかく気分的に追っかけたかったんです、なぜか・・・)また全力でタヌキを追いかけました。


で、また追いついたことは追いついたのですが、そこは人間とタヌキの違い・・・・悲しいかな人間が行けない場所、田んぼとか側溝に逃げられてしまいました。
あ、ホント、別に捕まえようとかって気はなかったし、むしろ、こんなに追い詰めたら逆に襲い掛かってくるかも・・・と思ってました。(そうなったら当然ですが、アタシは戦います。絶対に負けない!)



いやぁ〜・・・体の大きさが違うから当然といえば当然なのかもわかりませんが、タヌキに追いつけるとは思ってませんでした。だって、たぶんアレと同じくらいの大きさの犬と走ったら・・・たぶん犬のほうが速いと思うんです。
タヌキって意外に足が遅いというか、ダッシュがきかないというか・・・ちょっと意外。あ、まぁ人間相手に本気出してなかったのかもしれませんけど。


タヌキはたぶん初めて人間に追いかけられただろうから「人間こぇ〜」って思ってるかもしれないし、また追っかけたのがアタシだったから「ヘンな人間に追いかけられた」って思っているかも。



あ、ホント、捕まえようとは思ってなかったですが、あそこまで接近出来るのであれば、やはり網を持っていって投げつけてやりたい気分。
それで捕まえてどうするんだって言われたら・・・・別にどうこうしたいわけじゃないんですけど・・・魚釣り(キャッチ&リリース的な・・・)と同じような気持ちなのかも。