嫡出子、非嫡出子

相続の話らしいですね。


子供が望んでそうなったわけでもないし、自分ではどうにも変えることが出来ないことで差別を受けるのはオカシイから(法の下の平等に反する)差別なく相続出来るらしい。




アタシは本当に古い人間なので、今時の「平等」ってものにものすごく違和感を覚えます。
確かに生まれてきた子供にはなんの落ち度もないと思います。ソコのところは誤解されたくないので強く言っておきます。


ですが、


アタシの正直な気持ちとしたら、そういう部分は親がしっかり考えておくべきことで、それを考えなかった親の責任みたいなものはまさに「親子」なのだから差別とか関係なしに子供に「引き継がれる」もの、子供は「引き受けなければ」ならないんじゃないかってことです。
今は事実婚とか法的な婚姻?とは違う形での「結婚」もありますよね。今もそういうのが特別扱い(経済的、社会的デメリット)されているのかどうかアタシは知りません。でも、もしそういうデメリットがあったとして、ソレを選んだのは親の代の本人達だと思うんです。そういうデメリットを知っていてなおかつソレを選択したんじゃないの?って思ってしまう。ソレを選択した後に「こういうのは差別だ」って言うのは・・・アタシはちょっとオカシイんじゃないの?って思っちゃうんです。



あ、で、ホント、こういうことについても「外国」との比較みたいな話が出てきますよね。外国では平等だ、みたいな話とか、外国では婚外子が日本より多いとか。
けど、なんでそういうふうに比較したがるのか、ソコもアタシにはちょっと理解出来ないです。(たぶん「先進国はこうあるべき」ってことを言いたいんだと思いますが。)
だったらさ、ハナから一夫多妻とかフツーに認めちゃえばいいじゃん、あるいは、そもそも結婚なんていう「届出」自体不要なんじゃないの?なんで「届出」しなくちゃいけないの?ってソコから不思議です。


なんで?



この裁判は「個人」の相続の話で今時の「家」とか「家族」とかの仕組みとは何にも関係ない、みたいなのを聞きましたが・・・本当にそうなんでしょうか。
ホント、古い人間で、完全に時代遅れの考え方なのでしょうが、アタシは3人兄弟なんです。たぶん、遺産相続って話になれば兄弟で平等に分けるっていうのが法律として正しいんだと思います。ですが、田舎なので「一子相伝」的な考え方が今でも強く、アタシは相続を放棄するつもりでいます。そうでなければ「家」がどんどん小さく細切れになっていくってことですよね。相当なお金持ちならともかく、フツーの家だったら最後には分けるものもないくらいになっちゃう。(だって、仮に土地建物しかなくても平等に分けるなら売ってお金にして・・・みたいな話ですよね。)個人のこと考えればそれで良いかもしれないですが、「家」を存続させていくのにはちょっとそぐわないんじゃないかと思います。(なにかこういう書き方だと「家」っていう「モノ」について言ってるみたいな感じになりますが、そういうモノの話じゃないです。)
あ、まぁ「家」なんて考え方がそもそも古いんでしょうけど。
でも、そういう「家」に関する色々なこと(例えばお墓なんかもそうだと思いますが)を考えると・・・個人の平等だけを言っていたら現実的に成り立たないように思います。あ、まぁ、そのお墓にしても今やお墓に入りたくない人が多くなってると思うので、結局最終的には「放置」されて「何々家之墓」みたいなのはなくなっていくのかも。
でも・・・そうなったらもう宗教みたいなのもどうなるのかなぁって感じですね。「先祖を供養する」なんてことも色々な都合で難しくなっていくのでは。




なんで外国と比較するんだ、みたいなことを書きましたが、
あの・・・外国でも日本でも、なんというか長く続いてきている「一族」「〜家」みたいなのは、たぶん完全に平等みたいなことってなかったんじゃないですかね、アタシは歴史とか全くわからないのでイメージで言っちゃいますが。
(だから争い「戦争」とか「暗殺」みたいなことも多かったんじゃないかと思いますが、違うのかな。っていうか、そもそも「外」に子供を作らなかっただけなのかな?)





なにか、なんでもかんでも「差別」って言葉が出ますが、状況が違うんだからその状況に合わせることは「差別」じゃないんじゃないの?ってアタシは思います。


ま、所詮法律とかなんにもしらない田舎の古い考え方のオバサンなんで。




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もっと詳しい記事を新聞で読みました。
ビックリ!しました。



コレ、簡単に言ったら奥さんと別れないまま(別れてくれと言ったのに奥さんが別れなかったのかどうか、そういう細かいところまではわからないのですが)新しい「奥さん」とず〜っと暮らしていたってことらしいですね。
アタシはちょっと計算が苦手なので間違ってるかもしれないですが、少なくとも25年以上その新しい奥さんと新しい家族とフツーに暮らしていたみたいですね。


う〜ん・・・なんだろう、コレって思います。


ダンナさんは前の家族にお金とか入れてたのかな、それとも完全に「無視」みたいな感じだったのかな。



このダンナさんがどんなにお金持ちなのかとか全くわかりませんが(新聞では「レストラン経営」って書いてありました)アタシが前の奥さんだったらダンナさんと新しい奥さんに慰謝料?を請求して離婚して終わりかなって思いました。
イヤ、でも別れない前の奥さん(ホント、どんな事情かわからないですが)の気持ちとしたらダンナさんを「とられて」遺産も「少なくなって」(子供の分)全くイイコトない感じですね。
そりゃまぁ「とられて」って好き嫌いみたいなハナシだから一方的に新しい奥さんが「とった」ってわけでもないと思いますが。



う〜ん・・・。
訴えてた女性は自分の価値が「2分の1」っていうところが納得いかないってことですが、これで遺産相続を放棄したら「カッコイイ」かもって思いました。