なにがなんでも

テレビで全日本フィギュアを見てました。



で、演技後(だったと思う)にインタビューってあるじゃないですか。アレ、アタシは個人的に、なんだかもう聞いていてイヤになりました。(まぁ、全日本に限らず・・・ですが。)



アタシは他人にインタビューってしたことがないので、インタビュアーとして対象者に「コレを言わせる」っていうのが「絶対条件」というか、「コレを言わせる」ことが出来るインタビュアーが「上手い」とか、そういうのが全くわかってないです。完全に「単純な視聴者」です。
けど、その「ただ見てる」アタシとして、本当にイヤな気分になります。



インタビューされてるほぼ全員が「精一杯やる」とか「出来ることをやる」とか「満足のいく演技をする」みたいなことを言ってるんです。
そういうの聞いてるこっちも、そうだよね、悔いのないように頑張って欲しいって思います。
けど、インタビューしている人はなにがなんでも「メダル」とか「金」とか言って欲しいみたいで、同じような質問を方向を変えて何度もする。答える側もたぶんソレはわかってると思うんだけど、でも自分の目指してるのは何度聞かれても「精一杯やる」とか「出来ることをやる」とか「満足のいく演技をする」ってことなんですよね。


そりゃぁ競技である以上、そして選ばれてソコに行く以上、まぁ10位でもいいかな、とか最下位でもいいや、なんて思ってる人はいないと思います。けど、たぶんみんなが言いたいことは(アタシが知ったような顔でいうのはおこがましいですが)自分の出来ることをやりきったその結果が順位だって言いたいんじゃないかって思うんです。
インタビューしている人もそれはわかっているんでしょうが(もしわかってないで聞いてるとしたら、ソレはソレでヤな感じですが)、それでも「メダル」とか「金」とか言わせたいみたいで同じような質問をしつこくする。




フィギュアに関わらず順位のつく色々な事柄について、誰しもが応援している「その人」に少しでも上にいって欲しいって思ってるはずです。
でもソレってなにがなんでも「メダル」とか「金」とかって言葉を聞きたいわけじゃなく、その人がその人として満足のいく演技をして欲しい、そしてたぶんそういう演技だったら見てる人は押し付けられなくても感動するんじゃないかと思います。
(ホラ、高校野球とかだって、全力でやってたら決勝じゃなくても感動するじゃないですか、感動しませんか?)





折角いい演技で感動してるのに、インタビューが水を差す感じ。