根底は同じような気がしてしまう・・・アタシは古い人間なので。

「次元が違う」とか「レベルが違う」とか、とにかく絶対「違う」って言われると思いますが、程度は違えど元は同じじゃないかと思うこと。



たぶん昔から同じくらいはあったかもしれない子供に対する虐待とかそれによる死亡。今はそういうことが大きく取り上げられるから多くなってるように見えるだけでひょっとすると昔から同じくらいあったのかも。



けど、アタシが思う昔と違うところは、今って「個人の自由」とか「やりたいことをする」ことがものすごく尊重されてるというか大事にされていて、虐待(結果として虐待ということ)の理由が変わってきてるんじゃないかと思う。
昔はそれこそ「シツケ」ってヤツだと思いますが(もちろんソレをシツケとは言わないんだろうけど)、今は親が自分のやりたいことをが出来ないのを子供のせいにした結果って感じがする。



5歳の息子を置き去りにして餓死させたお父さんを、アタシもこれっぽっちもいいことしてるとは思いませんが、でも一方で究極の自由というか究極の自己優先というか、そんな感じがします。
よく人は「親だったら」みたいな言い方しますよね。「親ならそんなことは出来ないはずだ」みたいなこと。
でも、今の世の中は子供がいてもやりたいことをやる、それが良いことみたいな方向に向かってるじゃないですか。
同列に扱うなって言われるのを承知で言うなら、だったら子供のためにやりたいことガマンしたらって思います。(おそらくそんなの古い考え方だって言われるのでしょう、否定しません。)
もちろんやりたいことをやる=親としての責任を放棄するってこととは全く別だから、自分のやりたいことをやるために子供を預けたりってことをしてるんだと思います。
けど、誰かに預けるとかそういう部分を全く無視して「やりたいことをやる」っていう部分においては共通するものがあるようにアタシには思えます。で、その共通する部分の究極?が最悪の結果に行きついたってことじゃないんですかね。



全部が同じとか総合して同じとか、そういうことが言いたいんじゃありません。
とにかく「自分のやりたいことをする」っていう、その1点のみに焦点を当てるとすればそういうことじゃないのかなって思います。
(ある意味野生的というか・・・。)