生還しました、アサマスタークロスウォーク2014

無事、生還しました。(ほっ・・・。)



恒例となりました全体の様子と感想です。



天気予報を見ながら本当に心配していましたが、当日は自分の予想よりはるかに良い天気でした。コンディション的にはベストと言って良いと思います。
(近所に住んでいるわけではないですが、なにか自分のところの天気と重ね合わせてしまって・・・この辺りは毎夕〜夜、深夜にかけて雨が降っています。雷も・・・。)
気温はスタート地点で28〜29℃、チェックポイント付近で15℃くらいでした。
スタート後、30分くらいで24℃まで下がっていてビックリしました。が、逆にチェックポイントは意外に下がってなかった。アタシは10℃ちょっとくらいかと思ってたのでかなり「暖かい」。あ、もちろん「暖かい」とはいっても「寒い」んですよ。



今年は31キロスタートが18:00、17キロスタートが18:30となっていました。(実際には17キロスタートは様子を見て・・・みたいなアナウンスがあったので何分遅れでスタートしたかは不明です。が、チェックポイントまでに何人もの17キロの人達に抜かれました。)


完全にアタシの個人的な気持ちですが、アタシは暗い中を歩きたいので明るいうちに出発するっていうのにメチャクチャ違和感がありました。が、たぶんこのスタート時間は概ね好評だったように思います。(まわりの人達の感想がなぁんとなく耳に入ってくる、その印象として。)
そして、31キロスタートが先っていうのも良かったです。
アタシは基本的に「ウォーキング」目的なので走りませんが(人を追い抜く時は別)結構走っている人って多いんです。もちろんこの大会自体は競争じゃないので順位は関係なく、自分のペースで景色(夜景とか夜空)を楽しみながら完歩しましょうっていうイベントです。でも、やっぱり人にはそれぞれ「目標」みたいなものがあって、他人との競争じゃなくても自分の今までの記録を上回りたいとか、まぁあると思うんです。(アタシもささやかですがあります。)そんなわけでこの時間差スタートは良かったと思います。



さて、出発してからの自分の状況ですが、まぁいつものことですが、アキレス腱が痛いなぁ〜っていうのがありました。これはホント、毎晩平地を歩いている時ですらそうなので正直驚きとか全くありません。もう慣れっこです。最初左足のアキレス腱が痛くなってきて、こりゃぁ〜困ったもんだ・・・と思っていたら、それが右足のアキレス腱に移り、その後左足の股関節が痛くなり、更にその後左ひざが痛くなってきました。まぁ色々なところが痛くなるもんです。
で、正直なところ膝が痛くなったことって今までなかったように思うんです。だから歩きながら「こりゃぁひょっとすると歩き終えた後(足が痛くて立てない)とか(足が痛くて歩けない)みたいな状況になるのでは・・・」と思ってましたが、意外にも歩いている時だけの痛み?だったみたいで、後遺症?みたいな痛みや筋肉痛みたいなものは残りませんでした。


自分としての最難関は第二給水ポイント後にくる急な上り坂です。覚悟して行きましたがやっぱりキツイ、メチャクチャキツイ。ダンナと息子は町中の傾斜の方がキツク、全体通して一番「萎える」のはソコだと。でも自分としては町中の傾斜はキツイけど、スタートしたばっかりなのでまだ体力・気力共MAXに近い状態なのでそこまで「はぁ〜・・・」な気分にはなりません。とにかく第二給水ポイント後の上り坂が自分として一番堪えます。ただ・・・今年、自分の中では「ここさえ頑張れば・・・」みたいな気分で行ったのがマズく、イヤイヤイヤ、全然「ここさえ」じゃありませんでした。第三給水ポイント過ぎてもそういう傾斜があって・・・・ここらへんでは本当に「泣けた」。
まぁ、何はともあれ自分のペースを乱すことなくチェックポイントにたどり着きました。
ちなみに息子は2時間半くらいでチェックポイントに到達(ほぼ走ってるそうです)、アタシはその1時間後くらい、ダンナは更にその30分後くらいでした。



スタート時間が早まったにも関わらず、チェックポイントからのスタートは10:00ということで、今年はなんだか大勢の人がチェックポイントからのスタートを待っていました。(大抵は走って行きたい人達。)アタシもまぁそんなに長く休むこともないかなぁ〜と思ったので振る舞っていただいた豚汁とトマトをいただいた後、一緒にスタートしました。しつこく言いますがアタシはウォーキング目的なので走りません。
で、スタート後、歩いていると、なんと!チェックポイントに向かって歩いてくるダンナが「お母さん!」と声を掛けてきてビックリしました。
後でこの時のことをダンナに聞くと



「なんか大勢の人が走ってくるから、なんか別のトレッキング大会とかあるのかな」「いつから走る大会になったんだ」と思ったそうです。
で、そう思っていたら後ろの方から2〜3人がノロノロ歩いてきて、その中にアタシがいたと。




チェックポイントから(というかそれよりちょっと前からなんだけど)は下りで、途中から砂利道になります。
アタシはこの砂利道の途中からホント、睡魔に襲われたみたいに突然眠くなり、もうホント、居眠り運転状態です。瞬きじゃなく、目を開けてる時間が目を閉じてる時間より短いみたいな感じ。砂利道だから本当はもっと気を付けて歩くべきなんでしょうが、とにかく目が開かない感じです。後で考えると道の端っこで寝たら良かったって思ったのですが、その時は「寝る」って発想が全くなく、もうろうとしながら歩いていました。だからもう、蛇行運転みたいにフラフラあっちに行き、こっちに行き・・・みたいな感じで実際に道端(山側)の盛り上がってる砂利に足を突っ込んで転びそうになったりしてました。反対側に行ってたらすっころんで2〜3m転落みたいなことになっていたかも。たぶん後ろにいた人達がもしアタシを見てたとしたら「あの人、ナニやってんの?大丈夫?」みたいに思ってたはずです。
まぢで危険です。一応、前日はちゃんと寝たし、チェックポイントでは全く眠くなかったんですけどね。



後でこの話しをするとダンナが「たぶん草むらで寝てる人いましたよ。突然草むらから前に出てきて歩きはじめた人がいて、あの人寝てたんだと思う。」と言ってました。
そうか、アタシも寝れば良かったな。車だとどっかに停めて寝ようってすぐ思うけど、歩きだと全くその発想がなかったことに自分自身が一番びっくりしています。
来年からは眠かったらその辺で寝よう。




というわけで、アタシは砂利道に入った少し後から舗装になった少し後(気分的に3/4くらい寝てたような・・・)までもうろうとしながら歩いてました。
だから?その後復活した時には元気ハツラツ(とは言っても肉体的にはもうボロボロ一歩手前くらいなんですが)で、下りってこともあり走っちゃおうか・・・と思いました。が、今更走るのがなんか姑息というか「卑怯」みたいな気分だったので、やはり最後までウォーキングです。


チェックポイントからの時間は息子が1時間10分くらい(下りもほぼ走ってるそうです)、アタシは2時間30分くらい、ダンナは3時間くらいのはずです。



下りも傾斜は決して緩いわけじゃないので、フツーにしてたら走った方がラクというか、フツーにしてたら「走っちゃう」感じです。だからなのか?本当に走ってる人が多いです。もちろん最初から最後まで走ってるって、そういう走りっぷりではないですが、なんというか速足以上ランニング未満て感じの人が多いです。
ただ・・・アタシとしては「走れるから走る」っていうのにどうも納得がいかないので、下りを走るとしたら上りが走れるようになってからって勝手に自分ルールを決めています。だから今は走りません。(上りを走れるようになるのはたぶん10年、20年後だと思うので、たぶん一生走れない・・・。)



それにしても・・・・たぶんトレッキングをしてる人達だと思いますが、走らないまでも歩く速度が違います。まぁアタシなんかと比べて速いって言ってもあまり説得力がないかもしれないですが、とにかく速度が違う。グングン行く感じがします。
あ、アタシは今年も一番筋肉痛がきたのはお尻の筋肉です。その他はまぁ多少の違和感?みたいなのはありますが「痛」みたいな感じではないです。息子とダンナは今年もそうですが、今までもお尻の筋肉がアタシみたいに「痛い」っていうことは一度もなく・・・なんで?って思います。
息子とダンナが言うには「お母さんは走ってないから」だそうですが、ではイベントに参加してる人達みんなお尻の筋肉が痛いかというとそんなことはないと思うんです。かと言ってみんながそんなに毎日バリバリ走ってるかと言ったらそんなことはないと思うし、ダンナだって毎日走ってるわけじゃない。
なんでかなぁ・・・と考えるに、これってひょっとして今の「走り込み」みたいなのと同じく?昔、中学、高校時代に運動やってたみたいな「貯金」が関係してるのでは・・・と思ってしまいました。ホラ、運動部ってなんの運動にしても「走り込み」ってありますよね、たぶん。あたしは運動部に所属したことがないので「走り込み」みたいな経験が一切ないんです。そういうのが関係してるのかなぁ・・・。



今年も「バンテリン」は良く効いたみたいです。(家は「バンテリン」とはなんの関係もないですが、使っているダンナと息子はその「効果」を認めているようです。)




アタシは今年、給水ポイントには全く寄らず、当然給水ポイントの様子は知らないのですが、ダンナと息子の話しでは上りは「豪華」にスイカと麦茶、沢庵なんかが置いてあったそうです。(アタシは給水ポイントでは休みませんでしたが、自分のタイミングで自分で用意していっている飲料を飲んだり、飴を食べたりしています。完全に歩き続けているわけではありません、念のため。)
一方、下りの給水ポイントはなにか寂しい感じがしたそうです。ま、上りはテンション上げていかないと最後まで頑張れないけど下りはイヤでも下ってしまう?みたいなところがあるので、下りの給水ポイントが寂しいのはまぁアリなんじゃないかとアタシは思いますが。




今年は本当に雨も降らず、最初は曇っていた空もものすごく晴れてきて満天の星空と言っていいと思います。(アタシが見ていた時ですが、オリオン座が昇ってくる東の空は曇ってたようでそれはちょっと残念でした。)アタシが夜な夜な歩いているところでも天の川は見えますが、天の川の「濃さ」が違う。流れ星も流れて本当に良い感じです。アタシはああいう空をみてると嬉しくなって幸せな気分になります。
(街の灯りもキレイに見えました。本当に良い景色です。)



ゴール後は完歩賞のキャベツをもらい抽選でそれぞれウエストバッグ、Tシャツ、蕎麦茶をもらいました。



そして、なんと言ってもうれしいのが温泉。はぁ〜ここまで歩いてきた「甲斐」があるってもんです。ふぅ〜極楽・・・って思います。
露天風呂もあって素敵ですが、ライトが眩しく折角の満天の星空が見えないのは残念。(強い光の星がポツポツ見える程度。)



チェックポイントの豚汁とトマト、ゴール後の千切りキャベツは本当に嬉しいです。
(決して文句じゃないですが、今までよりいただけるものが減ったような気がする。これはスタート地点でもそう。予算的なこともあるだろうし、そもそも厚意でやってもらってることなので、本当に「文句」じゃないです。あくまで感想。)




そういえば、本当かどうかわかりませんが、砂利道は歩きやすいように事前に砂利を入れてるらしいです。が、自分としては逆に轍がハッキリしていた方が歩きやすいので出来れば砂利は入れないで欲しいです。(これは完全にアタシ一人の希望なので、ひょっとすると大方の感想は好評なのでは・・・と思います。)



あと・・・たぶんトレッキングとかしてる人達が聞いたら「はぁ〜?ナニ言っちゃってるの?」って感じだと思いますが、チェックポイントでも荷物の預かりがあったらいいなってこと。(もちろん物理的にムリがあるとわかっているのであくまで希望。)
今までにも書いてると思いますが、荷物を減らしたいけど、着替えや上着がどうしても必要で(もちろん全く持ってない人もいることはいますが)やっぱりソレがなかったら身軽なのになって思ってしまうので。
アホみたいなこと言ってるのは十分承知しています。



帰りのバスですが・・・一応ゴールのつつじの湯にバスの運行予定が張り出されていました。
たぶん3時から30分毎に3台、2台くらいな感じだったと思います。
アタシ達は車を小諸駅の駐車場に止めているので特に何時のバスに乗らなければっていうのはなかったのですが、他の人達が「バスの席が空いていて今ならすぐ出発するって」と言っているのを聞いて、じゃぁ少し休んだしそのバスに乗ろう・・・と乗り場に行ったのですが



タイミング悪く、席がいっぱいになった直後だったみたいでそのバスは出発して行きました。
ただ、スタッフの人に「すぐに来ますから少しお待ちください」と言われた通り、すぐに次のバスが来て、しかもすぐに出発時間になり乗客10名くらいで出発しました。
え?これで出発していいの?ってぐらいにガラガラでした。フツーの大型バスです。
だから?もうゆうゆうと一人で座席何個も使って良い感じでした。
(たぶん、みんな爆睡だったんじゃないかと思います。)


なにか、いままでにも同じようなことを書いた覚えがあって、たぶん運営側としてはバスに均等に人が乗ってくれたらいいなって思ってるんじゃないかと思います。だから?チェックポイントのスタート時間とかも調整しているんじゃないかと思うのですが(あと、人の遣り繰りとかも関係してると思うのですが)それがイマイチ思ったようにいってない感じがする。乗ってるアタシ達としてはひろくノビノビ出来るのは良いのですが、本当にこれで良いのかと思いました。




最後になってしまいました(本来は一番最初に書くべき?)今年は第10回記念大会ということで、ノルディックの荻原健司さんがゲストでした。
そして!10回全部出てる人がなんと3人も!
いいなぁ〜アタシも実は最初から出たかったクチです。が、まだ子供が小さかったので、ソレを放置して出るのは憚られ・・・子供が高校生になってから出ています。以降かかさず出ています。
今年の最高齢は81歳(だったと思う、たぶん)でした。
こりゃぁ〜アタシはあと40年くらい歩き続けなければ。




あ、それからアタシの最終目標は歩いている時間を5時間くらいにしたいってことです。
平地だったら30キロ5時間くらいで歩けますよね。それを山道でも出来るようにしたいんです。
で、今年みたいに上りに3時間半もかかっていたらそれを達成するのは到底無理なので・・・今年もチェックポイントで「今年の目標達成はないな・・・」と残念な思いでした。
たとえ5分でも10分でも短縮して行きたい。



今年の感想はこんなところでしょうか。
もし思い出すことがあれば後日また。