完歩しました!布引伝説ウォーキング

無事生還しました!


5月23日午前4時(より気持ち早め)に小諸市懐古園をスタートし、長野市善光寺まで64km(伝説の苦行コース)を歩いてきました。
制限時間午後9時の2時間前、午後7時くらいにゴールしました。



まぢで「生還」という言葉がピッタリ!



ここのところ、真夜中に歩く「アサマスタークロスウォーク」に参加していて、アレは完全に「坂」にやられる感じなので、平坦な道ならまぁまぁ歩けるだろう(もちろん「ラクチン」とかは思ってないですけど)と思い参加しました。
御開帳に合わせて、らしく、今回が2度目の開催とのこと。



自分は今年がキッチリの節目というわけではないですが、ここ数年色々なことの「節目」が次々とやってきていて、そういう意味で今回の御開帳はなんとなく「節目」という気がしていたのと、次回、次々回?みたいな時には果たして64キロを歩こうという気持ちになるかどうか・・・というのがあったので今回参加することにしました。



普通に平坦な道を歩いたら時速6キロくらいですよね。けど、まぁ、集団で歩くんだし、途中コンビニに寄ったり休憩したりっていうのがあるから到着時間は午後6時くらいかなって目標を設定していました。



で、歩きはじめたわけですが、こういうのってスタート直後って本当にズルズルな感じじゃないですか。(大きなマラソン大会とかもそうですよね。)アタシ達はほとんど最後尾で出発したので、本当にズルズルでした。結果として思うことは、コレが一番「良くなかった」です。
まだまだ元気のある時にチンタラ、チンタラ歩くんじゃなく、走らないまでもサッサと歩けたら多少は違ったような。




家はもう恒例みたいな感じですが家族3人で参加し、子供は最初のチェックポイントから別れて先に行き、午後4時過ぎにゴールしたようです。



それからはダンナと二人でまぁまぁ自分のペースで歩き続け(ダンナは途中から足にマメが出来たと言ってすごく痛そうでした)途中、カレーライスをいただきました。美味しかったなぁ。




が、この休憩?から本当に「ガクン」と体が重くなり、歩くのが非常に大変になりました。
(コレは後になって感想を言い合った結果、家族全員の一致した意見でした。)
コレって、休憩時間(別に一時間休んでいたとか言うわけじゃないですが)に完全に体が「疲労」を感じ始めたってことでしょうか。



そこからは重くなった体を頑張って動かす感じで歩き続けました。チェックポイントに「あと何キロ」って表示があるのですが、その「何キロ」が1万キロくらい先にある「何キロ」って感じです。そして、チェックポイントにはトイレもあるのですが・・・トイレが「遠い」。途中、結構土手を歩き続ける感じだったのですが、トイレは土手の下だったり、土手からちょっと離れていたり・・・。疲れて足も痛くなりつつあるのに、あそこまで歩けん・・・て感じでした。




その後、国道18号に入ったのですが、この辺りでは完全に向かい風で(アタシの場合は股関節が「終わったな・・・」みたいな状態になっていて)気持ちの中で「もうリタイヤしたほうがいいんじゃないの」「イヤイヤ、折角ここまで来たんだから最後まで頑張らなくちゃ」みたいなのがグルグルしてました。
(コレも後で聞いたことですが、やはり家族全員同じことを考えていたようです。)



で、ここから先が長い、長い。(子供の話しでは丹波島からが「なげぇ〜よ」って思ったとのこと。)
確実に距離は短くなっているはずだし、チェックポイントの「あと何キロ」ってのもカウントダウンされているのですが・・・正直、ソレを見ても全然元気が出ない。最初の気持ちとしては「あと5キロ」「あと1キロ」みたいなのを見たらちょっとは元気が出て「よぉ〜し、あと1キロだ、頑張るぞ!」みたいになるかなって思ってましたが・・・全然そんな気持ちにはなりませんでした。
ふぅ〜・・・なんとか頑張らねば・・・・ぐらいな感じ。




信号がパカパカしていたり、交差点で親切な自動車が横断歩道を渡るのを待っていてくれたりするのですが・・・元気な時なら小走りで渡ったりすると思うのですが、もう足を持ち上げてノロノロ進むのが精一杯なんです。車から見てたら「譲ってやってんのにナニチンタラ歩いてるんだよ」って感じだと思います。(こっちの気持ちとしたら、むしろ待たないで先に行ってくださいって感じでした。後でGPSロガーで確認したところ・・・最後の方では時速2キロ、3キロみたいな感じでした。ある意味「ゾンビ」の動きに近いのでは・・・。)
あと、コース上のコンビニには本当にお世話になりました。途中入ったコンビニでは(たぶん)参加者が利用し過ぎたためだと思いますがトイレットペーパーが予備の分までカラになっていたりして・・・申し訳ないような・・・でももう、コンビニが無ければ「野垂れ死ぬ」くらいな感じだったので、本当に有難かったです。




受付で貰った地図(ゴール地点)を良く見ていなくて、勝手にゴールは入口か入ってすぐくらいのところだろうと思って死にそうになりながら歩いていくと・・・またまたそこから先が長い・・・。(イヤ、確認していない自分が悪いんですけど。)
ゴールは城山公園の入り口みたいなところでした。(元気な時なら大した距離じゃないじゃん・・・と言えるくらいの距離ですが。)






ふぅ〜やったぁ〜ゴールした・・・と思い、電車に乗って帰ってきましたが、駅を降りてから家までがまた、ながい、ながい。




本当に家に辿り着いた時は「やったぁ〜っ!!」って気持ちになりました。
めでたし、めでたし。




ちなみに、体のどこが痛くなったかというと、私は土踏まずを除く足の裏全体と股関節と股関節まわりの筋肉、ダンナは足の裏全体(特にかかと)と太腿の前後、子供は足の裏全体(アタシとは逆でむしろ土踏まずの方が痛いそうだ)とそこをかばったための足首という感じです。なぜかふくらはぎは誰も痛くなってない。ふくらはぎは普段の生活で十分に鍛えられてるってことなのか?それともふくらはぎを使って歩いてなかったということか。
ただ、ビックリしたのが、一晩経ったにも関わらずダンナと息子は足の裏がまだ痛いと言っていること。



アタシはアシックスを全面的に信頼していて(アタシの足を救ってくれた靴なので)歩く、走るための靴はアシックス以外履いてないです。そのアタシは足の裏の痛みはもう全くありません。流石アシックス!とアタシは家族にもぐいぐいアシックスを勧めています。



いやぁ〜それにしても坂で使う筋肉と平坦な道を歩く筋肉は違うのだなぁ〜を実感しました。



あ、あと、アタシは靴下(のたぶん化学繊維みたいなもの)にかぶれました。ダンナは帽子をかぶってなかったので、首筋が赤鬼みたいに真っ赤になってヒリヒリ痛いと言っています。





良い経験をさせてもらいました。
正直、次はないなって思ってますが、ホント、自分の中のタイミングとしてちょうど良かったです。





あ、アタシと家族はこんな感じでしたが、ハッキリ言って元気な人は本当に元気でゴールまであと10キロくらいのところでも普通に走ってる人がいました。そして、それは若い人に限らず「絶対に」アタシ達より歳はとってるだろうなって人もです。
みんな普段どんな生活しているんだろう、キッチリ鍛えてるのかなぁ。
本当にビックリします。
アタシ達は「息も絶え絶え」みたいな感じでやっとのことでヨロヨロしながらゴールしましたが、参加した人みんなゴール出来たんだろうか。(ホント、リタイヤが頭をグルグルしてたので、アタシの場合。)




あ、そうそう、歩き終えた後、アタシ以外は体重が結構減ってたようです。息子なんか2キロくらい減ってたとか。
アタシはむしろ増えてました・・・なぜ?



それから、息子が言うには歩き終わった後は胃腸の機能が低下してるそうです。(ハラの調子が悪いと言っている。)
アタシは歩いている途中から手がすごく浮腫んで・・・これって腎臓とかに関係してますよね、たぶん。違うかな?
(もう手のシワが一切ないくらいにまるまるした手になってました、一回りどころか、3、4回りくらい太くなってた。赤ちゃんの手を巨大化させた感じ。けど、一日経つと完全に元通り・・・。)
人によってダメージ食らうところが違うってことなのね、きっと。




* * * * *


大会の公式記録によると

◆申込者数  2015名
◆当日参加者 1879名
◆完歩者   1629名(伝説の苦行コース862名:極楽コース767名)

とのことです。
みんな頑張った!!