読書感想文

少し前に、何十年ぶりかで本を1冊読んだと書いてるはずです。
そんな「全く」本を読まないアタシが「たいむりー?」にも某芸人さんが書いて芥川賞をとった話題作、大ベストセラー、社会現象にもなってる、そして早くも映像化が決定した本を読んだので「感想文」を書きます。
この本を買って読んだ人から「もう読んだから」といただきました。


くれぐれも小学生未満レベルの「感想文」です。
文章の出来とかそういうのは選考委員?の方々が吟味した結果なのでたぶんハイレベルなものなのでしょう。アタシは作文の勉強した人間じゃないのでそういう部分はよくわからないです。


で、感想の前に・・・



アタシは最近というか、よくテレビで見掛けるような「お笑い」がよくわからないというか、見てても面白くないし、つまらないって思ってるんです。
面白くない、つまらないっていうなら見なくちゃいいって言われそうですが、アタシ一人なら積極的に見たりはしないです。けど、大して広い家でもないので、家族の誰か(主にダンナ)がテレビをつけたら、なんとなく見ちゃいます。
で、見ながら・・・・今の何が面白かったの?今のどこで笑えば良かったの?みたいに思っちゃうんですよね。


なんていうか、他人をバカにするみたいな、大袈裟なゼスチャー(リアクション?)や大きな声を出して勢いだけで笑わせる(実際はそういう意味合いだけじゃないのかもしれないけど、アタシには汲み取れない)ようなのが・・・アタシには面白いと思えなくて・・・キライなんです。
(それがたとえ同業者同士の打ちあわせであってもアタシはイヤなんです。プロにわかってもアタシは素人なので。)
あ、もちろん、テレビっていう音も映像も一緒に楽しめるという「特性」を最大限使って表現するっていうのは間違ってはないと思いますけど・・・アタシは話の中身で笑いたい人なので。




というわけで、この本の主人公と師匠(「弟子」だから「師匠」でいいの?)の「お笑い」がアタシのキライなヤツなんです。登場してきたところから「好きになれない」みたいな感じで・・・


アタシの勝手な思い込みかもしれないですが、読書している時のワクワクとかドキドキとかって主人公とか登場人物に「関心」があるからじゃないかと思うんです。主人公に感情移入するとか、逆に自分とは違うって思ってもこの人はこの先どうなって行くんだろう・・・みたいな。
けど、アタシはこの主要な登場人物に対していつもテレビでお笑い見てる時みたいに「どうでもいい」みたいな感情というか、無関心な感じしかなかった。もちろんこの二人以外の部分でポツリ、ポツリとなかなかうまいこと書いてるなぁみたいに思うところがなかったわけじゃありません。けど、ホント、主要な登場人物の会話とか、そういうのも「コレって面白いこと言ってるのかなぁ・・・」って、アタシには全くピン!ときませんでした。



そんな風だから、まさに小学生が読書感想文を書くために本を読んでるような、読み始めたからには最後まで読まなければ・・・みたいな「渋々」最後まで読んだ感じ。(アタシに本をくれた人に対しても読まないのは悪いというか、なんか後ろめたいし・・・。)
う〜ん・・・この本が全然有名でもなんでもなくて、アタシがたまたま本屋さんで見掛けて買って読んだとして、誰かに「この本すごく良かったから読んでみて」とはならない感じです。




これ、年間300冊以上本を読んでます、みたいな読書家やお笑いのわかる人が読んだら面白いのかなぁ。っていうか、みんながいいって言ってるんだからきっと面白いんだろうなぁ。
たぶんアタシの「本を読む力」みたいなのが足りなくてその面白さに気付けないだけなんだろうなぁ。
ホント、社会現象にまでなってるくらいなので、世間の皆様はその面白さとか内容の良さに「感動」してるんだろうけど・・・ホント、ごめんなさい、ここ何十年か一冊も本を読んできてないアタシにはその良さがほぼわかりませんでした。



あ、ただ、読んでいてすごく思ったのは「これ、文字で読むよりもドラマとか映画とかにしたほう良くなるんじゃない?」ってことなので・・・ホント、早々と映像化が決定したみたいなので・・・映像で見たらひょっとして感動するのかも。



もう立派な作家だと思うので・・・今後出る作品の主人公がアタシの「好き」なタイプだったら「わぁ〜すごくいい!」って思うかも。