グッド・ストライプス(岨手由貴子 脚本・監督)を観ました。

少し前(もう結構前か?)に映画館で観てきました。




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グッド・ストライプス=素晴らしき平行線

自分もこのまま。相手もそのまま。認め合い受け入れること。
それは「結婚」から始まる新しいふたりのロマンス。


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新聞で取り上げられていたのを見て主演(ていうんですよね?)がNHKの朝ドラ「花子とアン」に出ていた中島歩さんだったので、なぁんとなく興味があり見に行こうと思いました。(あ、あと臼田あさ美さんも出演されてて、アタシは臼田さんのこと好きなんです。)



で、実際にはそんなことはないと思うのですが・・・テレビで見てた時にも思ったことですが、中島さんて最初から俳優なのかな、モデルとかしてたのかな。ちょっとアタシは知らないのですが、ホントに「姿勢が悪い」ってこと。たぶん「姿勢が悪い」っていうんじゃなくて、「姿勢が悪そうに見える」ってことなのかな。
とにかくテレビで見た時にもそう思って、今回の映画でもそう思いました。単純に役作りなのかもしれませんが、アタシの中では「姿勢が悪い」俳優に決定しちゃいました。あ、言っておきますが、ソレを悪いとかいいとか言うつもりはなく、純粋に「姿勢が悪い」って思ったってことです。


で、肝心の内容ですが、まぁ簡単に言うなら長く付き合ってきた男女が妊娠をきっかけに結婚するまでです。
(もちろん、その過程で色々あるから映画になるんだけど。)




う〜ん・・・アタシはコレを見て、たぶん監督が感じて欲しいのとは全然別ベクトルのことを感じてしまいました。




アタシってもうオバサン、お婆さんで、特に結婚みたいなことに関しては完全に旧世代の人間なんです。
だから、たぶん今時の「若い人達」の結婚に対する考え方みたいなのとは完全に相容れない部分があって、この映画で結婚する二人はまさに相容れない代表みたいな感じなんです。
けど、それと同時に今時の若い人達の結構多くがこんな感じなんだろうなぁ〜みたいには思った。
近い将来(であって欲しい)結婚するだろう子供の親としてはヒジョーに複雑。



なにか、結婚する二人が完全にピッタリ「合う」って確率は相当低いと思うのですが、今時の人って、付き合ってた時に見えなかった相手の悪いところというか、気に入らないところを許さない感じじゃないですか。
で、ソレが許せないから結婚してもすぐに離婚・・・みたいな。(もちろん全員がそうだとは思ってないですよ。)
そういう人が多い気がする。



そりゃぁ結婚したらなにがなんでもガマンして添い遂げろまで言う気はないし、例えば暴力だとかお金のこととか、それは早く離婚した方がいいよってのもあるとは思うんです。
でも、結婚てなんでもかんでも自分の思い通りにいくわけじゃない。相手もそうだし、相手の家族もそうだし、結局他人だからガマンしたり、受け入れたりしなくちゃならないことって多いと思う。
そういうのをちゃんと覚悟したうえで結婚てするものじゃないのかなって思ってるんです、アタシは。



だから、なんていうかそこまで考えないで「好き」なだけや、「家族は関係ない」みたいな感じで結婚するみたいなのはどうも・・・。
(あ、こんなこと言ってると子供のまだ見ぬ相手から敬遠されちゃうのかな・・・。)



アタシとしては子供にも結婚して欲しいと思ってるけど、結婚すればいいだけじゃなくて、その先が長いし、離婚して欲しくないんです。
あ、そりゃね、離婚してる人達だって最初から離婚してもいいとか思って結婚してるわけじゃないのはわかってます。





この映画は結婚までなので、結婚してその後どうなったかみたいなことには一切触れてないです。
監督として、この二人の将来はこんな感じとかいうイメージがあるのかどうかわかりませんが(はっぴーえんどみたいな、しあわせになるってことを書きたいんですよね、たぶん)・・・・アタシの勝手な印象では・・・・なんか離婚しそう・・・。





あ、ちなみに映画では女性側の家族、特にお姉さんがすごく良かったです。


皆様、是非ご覧ください。