古き日本の食事様式を体験してみませんか
真田家ゆかりの名刹とおもてなしの箱膳
(松代箱膳の会が主催しています。「春の」とあるので、ひょっとしたら他の季節にもあるのかも。春は5月7日までの土曜日←7月16日までやってるようです。)
アタシは実家の父から箱膳の話しを聞いていたので、これは是非体験してみなければと思い行ってきました。
(箱膳の体験ですが、箱膳については別に詳しく書きます。)
というわけで、ここでは一応「体験会」の様子を大雑把に書きたいと思います。
(アタシ、歴史にほぼ興味がないし知識もないため、間違ってたら本当に申し訳ない。)
まず、「古寺探訪」ということで参加者揃って歩いて晧月山「大英寺」へ。
ただいま、改修工事だったかで肝心の本堂は見ることが出来ません。(残念)
松代藩初代藩主 真田信之の妻、小松姫の菩提を弔うためということで、元々は広い敷地の大きなお寺だったそうです。
(徳川家康の養女となって嫁いだので非常に立派だったようです。)
が廃仏毀釈など事情があり、現在はものすごく広いという感じではないです。
境内ににはこんなスタンプも。(城下町松代寺めぐりスタンプ)
(↑お寺を回ってスタンプ押して・・・みたいなことをしたら夏休みの研究になりそう・・・。)
そこから歩いて次の寒松山「大林寺」へ。
普通にお墓が沢山ありますが(当たり前)やはり昔からの名家というのか・・・そういうのはお墓の規模も違う・・・と感じました。
入口に田掻き地蔵(たぁかきじぞう)というのがあるのですが、ここではそのお話しを紙芝居で聞きました。(なかなか良かったです。)
そしてこの後、箱膳体験の会場、寺町商家(旧金箱家住宅)へ。
流石、豪商はハンパないです。(豪商と言っていいのかはわからないですが、とにかく一般庶民とは明らかに違う暮らしぶり。)
須坂の田中本家もそうですが、圧倒的な財力を感じる。
さて、席につくと食前酒・・・とは言わないけどリンゴジュースが付いたお膳が。
ジュースをいただいた後にご飯とお味噌汁が。
↑お品書き
画像にはないですが、お品書きのとおり取り回しが3品ありました。思っていたよりずっと豪華で「ハレ」の日用の「おおごっそう」だなと思った。
「味噌汁は箸が転ばないくらいに具をいれろ」みたいな暗黙の了解みたいなのがあったそうです。
実家の母の味噌汁はまさにそんな感じだったので、ソレを聞いて納得。
箸置きはサクランボの枝。(すごくオシャレですよね。)
ご飯の後に長芋を使ったデザートが。(菜の花をイメージしたとのこと。)
ご飯をいただいている時にはちゃんと解説もあって非常にためになるし楽しいです。
(「ただ黙々とご飯を食べるんじゃなくて、【美味しいね】って聞こえるように言いましょう、そういう声が聞こえたら【お口に合って良かったわ】って言えばそれだけで雰囲気がいいじゃないですか」みたいなお話しもありました。)
そして、ご飯が済んだ後には実際に料理を作られた方が席まできてくださって更に色々なお話しを聞くことが出来ます。
日本人なら一度体験して損はないです、というか体験すべきだとアタシは思います。
最後に忍ばせものということでお菓子をいただいて帰ってきました。
持ち帰ったさくらんぼの花も(ヨレヨレしてるのもありますが)つぼみだったのがちゃんと咲きました。
***** dragon_kid’s fotolife に関連画像があります よろしければご覧ください *****
以前にも書いてると思いますが、松代はボランティアもそうですが本当に色々整備したり頑張ってると思うので、歴史に興味のある人はもちろんですが、今年はテレビで「真田丸」もやってるので是非大勢の方に来て「見て」いただきたいと思います。
あくまでも個人の感覚ですが、レンタサイクルなんかもあるので、それを利用すると良いかも。歩いても良いですが、距離的に自転車がちょうどいい感じかも。
↓こんな感じでなかなか「歩きやすい」感じだと思います。