経営者とただのオバサンとの感覚の違い。

ニュースじゃないです。ネットの記事です。(「転職回数が「少なすぎて」苦労している知人の話。」で検索すればヒットすると思います。)


記事のタイトル通りなのですが、記事の内容をざっくり言うと、そろそろ40歳になろうという人が転職活動をしているけど(今までず〜っと15年以上同じ会社に勤めてきてる)「転職回数が少なすぎて」苦労しているということです。



で、記事の中で面接に行った時に「15年以上もなぜ転職を考えなかったのですか。外の世界を見ようとは思わなかったのですか。」と言われたそうで(ちなみにその答えは「仕事が面白かったから、特に気にならなかった」で、ソレを受けての応えが「初回の転職というのが気になる」と言われたそうです)、記事を書いてる人も「転職回数が少ないことが、逆に不利になってる、ってことはないかな。」と考えているようです。



へぇ〜、経営者とか今時の人?ってこういう考え方するのかってただのオバサンなアタシはちょっとビックリ!してしまいました。



アタシは記事を読んでいて、面接官に「この歳になって転職を考えるなんて、よほどの理由ですよね。」って言われた答えが


「今いる会社の業績が悪くて、これ以上今の会社にいる不安だって言ってる。普通に現実的な理由だよ。まあ、給料が下がりそうだから、とは言わないけどね。」


っていうのが問題なのではって思ったのですが。
だってさ、そりゃぁ誰しもが無償ボランティアやってるわけじゃないから給料は良い方がいいに決まってるし、会社が順調である方がいいに決まってます。でも、様々な事情で常に上手くいくとは限らない。
その上手くいかなくなった時に「業績が悪いから辞める」って・・・いや、もし本当に優秀な人ならそういう時こそ業績のために頑張って欲しいのでは。(別にブラック企業みたいな残業代なしで働けとかそういうことじゃないですよ。)なのに、一番肝心な時に「じゃぁ辞めます」って言われたらねぇ・・・。
こういうの古い考え方なのかな。もっとビジネスライクなのが普通なのかな、今時は。
しかも「仕事が面白かった」とか言ってるのに「業績が悪いから」って・・・なんかなぁ・・・。




アタシはただのオバサンで経営者ではないからなんの参考にもならないと思うけど、この人の転職回数が10回でも採用する気にならないなぁ。



世の経営者の皆様は転職回数が多かったらこの人を採用したくなるんでしょうか。
出来れば教えて欲しい。