「結婚の希望を叶える環境整備に向けた企業・団体等の取組に関する検討会」による提言案、どう思う?

ニュースじゃないです、ネットの記事で読みました。
(「結婚の希望を叶える環境整備に向けた企業・団体等の取組に関する検討会」による提言案、どう思う? で検索すればヒットすると思います。)

実はこの元々の「検討会」なるものの内容とかは全く読んでないので、完全にイメージみたいなハナシになってしまうのですが、



とりあえず、この記事を取り上げてた人が
「結婚するかしないか、子供を持つか持たないか、など他人にとやかく言われることではないし、ましてや政府から押し付けられることでもない。人の生き方は多様でいいはずなのに、結婚する人にだけ予算をつけるというのは不平等。」
と言っているのですよ。



で、アタシは以前からここで書いてるとおり、完全に旧世代というか、時代遅れな考え方というのは認めたうえで「なんかオカシイ」って思っちゃうのでしつこく書いちゃう。



今の世の中で子供がいる人の多くは「老後は子供に面倒をみてもらいたい」とは思ってないと思います。
とりあえずアタシはそうは思ってないです。



が、子供に限らずですが、自分が歳をとったり身体が不自由になったりした時に一番最初に介護みたいな責任がいくのは親とか子供とか兄弟とかだと思うんです。
もちろんそういう責任についても、例えばお金を出す余裕がないみたいなことになったら社会保障でなんとかしてもらえるのが今の世の中だと思います。
そしてなんでもかんでも「身内」特に主婦に責任を負わすっていうのが良いとも思っていません。


けど、一応そうやって助け合うというか、協力していくのが「家族」なんじゃないかと思っています。


そう考えると(もちろん「家族」ってものに対する考え方も色々あると思うのでそう考えていない人には全くスタートからあいいれないのですが)逆に自分は一人で生きてきて、これからも一人で生きていくって考えている人は一人で生きられなくなった時のために備えなくちゃならないんじゃないでしょうか。


で、実際にそうなった時には社会保障に頼らず自分が備えてきたものでなんとかなる、なんとかするっていうなら「押し付けるな」って言えると思うのですが、自分でやりたいこと全部やってきた挙句の果てに頼る人もいないしなんの備えもないからあとは社会保障で面倒みてくれっていうのは・・・



アタシはちょっと矛盾してると思います。
ホント、強く言いたいのは老後(だけじゃないけど)のために子どもを産んで育ててるわけじゃないのは当然なのですが、でも自分自身のことを考えてみても、ポッとどこかから突然出てきて今生きてるわけじゃないです。
ここに至るまで社会保障を含め、自分の親が色々大変な思いをしてお金も時間も掛けてきてるはず。
そういうのを政府とかそういうことじゃなく「次の世代」に返していくのが本来のヒトのやるべきことじゃないかとアタシは思います。



それとこれとは別と言われそうですが、働けるのに働かないで生活保護を受けている人に対してものすごい批判とかあるじゃないですか。(アタシもそういうのは良くないと思ってます。)アタシには子供を産まないで最終的に社会保障でなんとかなると思ってるのがほぼ同じような気がします。
生活保護だって受けるのがいけないわけじゃなく、働けるのに働かないのが良くないって思われてるわけじゃないですか。それと同じように不妊で子供が産めない人はそれはしょうがないことだと思うけど、産めるのに産まないって選択をしてる人は働けるのに働かないっていうのにすごく似てる気がします。
あ、もちろん後々のことは全部自分でなんとかするっていう覚悟なら、それはそれでいいと思うけど。