本末転倒なのでは、と思う。

経済とか全くわからないです。
ハッキリ言うと中学とか高校とかで「必須」「選択」で習った程度のこともちゃんと理解してない程度。



だから「それは違う」っていう部分が大きいかもしれないけど、最近の世の中なんかなぁ・・・って思うことを書く。



ここんところ世の中景気がいいみたいなニュースだったり政府発表みたいなのがあると思います。確かに日本人の多くの人が一度は名前を聞いたことがあるような大企業や公務員は給料が上がったりボーナス沢山出たとか、本当に「景気がいい」のを実感してるのかもしれない。
けど、中小零細企業に勤めてる人(うちのダンナもそうです)の給与には正直「全く」景気が良くなった実感てないです。


これって、もし本当に大企業が「儲かっている」のであれば下請けとか取引先とかにどんどん回したらいいじゃんと思ってしまうのですが・・・



それをしない(あるいは出来ない?)のは配当に回さなくちゃならないからとかっていうのを聞きました。(ホントかどうかは知らないです。)
まぁ確かに企業としたら出資してくれてる人にちゃんと配当出さなくちゃ株を売られちゃうかもしれないですよね。だから社員の給与を上げて、配当出して・・・ってやってると取引先とか下請けに払う金額をどんどん上げてってことにはならない。っていうか寧ろ少しでも「儲け」を出すために絞れるだけ絞ってる印象。



そうなると時間も人手もかけられないみたいになって手抜きとかデータ改ざんとか・・・出てくるのも当然かなって思ってしまいます。
(単純な「理想」の話しをするなら「そういう金額で出来ないなら受けなければいい」って話しですが、企業体力みたいな現実的なことを考えると受けざるを得ない状況が発生しているように思う。)



けどなぁ、最終的にそういうのが表面化してきたら企業が受けるダメージって金銭的なものだけじゃなく信用、信頼に及んで、そういうのを取り戻すのはものすごく難しく大変なことだとアタシには思える。
で、これで株を売られたら・・・本末転倒じゃないの?



アタシにはわからないけど本来株ってその企業のやってることやこれからやっていこうとすることを応援するとか「出世払い」じゃないけど将来的に儲かったらぐらいの気持ちでやるもんじゃないのかなって思います。そういう気持ちでやってたら(そりゃ株を持っていることに対する「還元」が多かったら嬉しいだろうけど)もっと長い目で、今期、来期の配当がなくても「まぁいいよ」ってそれぐらいの気持ちでやったらって思います。




結局現場を大事にしないからこういうことが起きてくる。
もちろん現場を大事にしても人間だからミスはあって不良品は出ると思うけど最近問題になってるような「不良」とは違う。
今の世の中、根本的に考え方がおかしいよ。