やっぱりそうなってみなければわからないってことを痛感した。

自分の心を反省した。(一応態度には出してないつもり。)



既に実感してることもあるのですが・・・


良く身内はもちろん年配の女性から「冷やしたらダメ」みたいに言われたりしますよね。(女性の場合)当然ですが、そう言われるのは若い時で「歳をとってから体を悪くする」みたいに言われてもその時の自分はまぁまぁ元気で、だから「そうかなぁ〜心配し過ぎじゃないの?」みたいに思ってたんですよね。ひょっとしたら素直な人はその時から「そうなんだ」って思ってたのかもしれないからアタシだけかもしれないけど。



で、実際に自分が歳をとってきて、もちろん医者じゃないから絶対にソレだけが原因とは言い切れないですが、ホントにまぁぼちぼち体のあちこちに不調が出てくる。ホント、暖かくしてたら絶対に健康なはずだ、とまでは言いませんが。



で、そういうことを実感していながらも、更に歳をとった時のことはやっぱりまだ体験してないのでわからないわけです。




10月に結婚式があり、実家の母と私はきものを着ました。その着付けはアタシがやったのですがまぁまぁ時間が限られてるわけです。
アタシはプロじゃないのでプロみたいに数分で着付けるなんてことは出来ません。でもまぁ式までにはそこそこ時間があったので、アタシの中では特別焦らなくても終わるだろうなって考えていました。



ところが・・・きものを着る前段階は当然?ですが母が自分でしたのですが(子供じゃないので別にアタシが手を出す必要はないから傍で見てました)昔を思い出しながら、昔話をしながら、みたいな感じでハッキリ言って非常に時間がかかる。なんというか動作もゆっくりな感じ。




母に限らずですが、年配の人って動作がゆっくりですよね。そういうのはまわりの人を見ていればわかるし知識?としてはわかっていますが、実際に自分が関係ある状態でそうなると「はぁ〜昔話してる場合じゃないんですけど」みたいな気持ちになってホント「もうちょっと早く!」って思ってしまいました。
あ、実際母の着付けが終わったら自分も着なくちゃならなかったからそんなゆっくりする時間もなく、だから「はい、はい、アタシも着るんだから急いでぇ〜」みたいに急かしたりはしちゃいました。
ま、自分が着るんだったら、みたいな感じで時間配分を考えていたアタシの考えが浅かった。



で、後になって振り返ってみると・・・なにか、母の中で(たぶん年配者全て)きっと時間の流れがゆっくりなんだろうなぁ。上手い表現ではないかもしれないけどアタシの1秒と母の1秒の長さが違っていて(なんか自分でこれを書いていて「走馬灯」っていうのが浮かんでしまった)母の1秒がアタシの5秒ぐらいな感じ。母自身は別にゆっくりやってるわけじゃなく、フツーに手早くやってる感じなんだと思うけど、アタシからすると「ゆっくりやっている」ように見えるから「早くぅ〜」と思ってしまう。でもそれが精一杯なら(ってほど焦らせてるつもりはないですが)早くって言われてもやりようがないよなぁ。



自分もそうなるんだなぁ〜と思いつつ、やはりなんでもそうですが頭でわかっているのと現実としてわかるのは違うなぁと自分の心を反省しました。
まぁ状況的にしょうがない部分はありつつ「早く、早く」は良くない。


そういえば子供が小さかった頃は「早く!」って急かすのは「絶対に」やめようって思ってた。まぁ「絶対」なんてムリなことなんだけど。
歳をとると子供に戻っていくとか言うから昔自分が思ってたこと、ちゃんと思い出してまた「なるほどなぁ」とか思うことがあるかも。