湯田中、数時間の旅

昔の小田急ロマンスカーが今は長野電鉄のゆけむり号となって長野から湯田中までを走っている。
で、アタシはこのロマンスカーの先頭に乗りたいなぁ〜と思っていて、ついに!乗ってきました。(別に乗りたければいつでも乗れると言われたらそれまでですが・・・。)



日常的にほぼ電車に乗らない生活をしているので、電車に乗ること自体がなんかウキウキ。




とりあえず、行きも帰りもロマンスカーじゃなくてゆけむり号に乗りたいと思ったので、アタシの中では結構慌ただしい「旅」でした。
湯田中の「楓の湯」の利用が必須のお得な【日帰り「楓の湯」クーポン】を使いました。



やはり先頭は人気らしく、そんなに遅く行ったつもりはないですが既に待ってる人が・・・というわけで一番前の席には座れませんでした。ちょっと残念ではありますが、先頭に座っていたのはわざわざ外国からきている方みたいだったので、是非堪能していって欲しい。



湯田中に近づくにつれて・・・まだ濃いピンクの桃の花が沢山咲いている。線路は続くよどこまでも・・・。



そして湯田中駅


湯田中駅を出た、すぐ近くのトイレに掛けてある暖簾がカワイイ。


最初は温泉に入って帰るだけ・・・と思っていましたが、イヤイヤ、それだけじゃもったいない、と思い案内図にあった「一茶の散歩道」を通ってみることに。




町の中は色々オシャレな感じ・・・・ですが、一方で新しくした方がいいのでは・・・というカーブミラーも。



さて、ここからが「一茶の散歩道」らしいので入ってみる。


こっちから入ると上りがキツイみたいなことが書いてあった。


画像ではよくわからないかもしれないけど、地面に桜の花びらが沢山落ちていていい感じです。



一茶堂を越えて・・・



途中、下の方に小学校のプールが見えた。




平和観音の横を更に上ると・・・



弥勒石仏に辿り着く。


ハッキリ言って「散歩道」ほどのんびりした感じではなく、結構キツイです。





帰り道、足元を気にしながら歩いていき、ふと目を上げると・・・



野生のサルが・・・。地獄谷野猿公苑の猿とかではないです、完全に野生。ホント、もうビックリ!しました。
距離にして2mくらい先でなにかを食べていた。(画像の猿はメスでした、勝手にお母さんだと思う。)
一応この辺りには電気を通した柵みたいなのがず〜っとあったんだけど、地面に倒れている状態で、実際に電気が流れているかもわからない。


動物って目を合わせるとダメとかって言うから、やべぇ〜・・・と思いながら「アタシは見てないよぉ〜」みたいなフリをしながら、でも出来たらソコを退いて欲しかったので、なんだかよくわからないけど若干高めの声で「ホイ、ホイ」って言い続けてみた。
真夜中にキツネに対して「コン、コン」言ってるみたいな感じで。


近いところに、たぶん雄のサルがいて、少し遠いところに雌のサルがいて、雄のサルはヤブの中に入ったけど雌のサルがなかなか動かない。コレ、ひょっとして襲われたら闘わなくちゃならないのかな・・・とか思いながら、まぁフツーに考えて襲われたら噛まれたり引っ掛れたらりするんだよなぁ・・・って、でもまぁケガで済めばいいのかな・・・とか。



ちなみにこのコースのところどころに「平和の鐘」なるものが設置されていて(アタシは熊除けだと理解していますが)その鐘を鳴らしながら歩いていたんだけど、サルには鐘の音なんかどうでもいいみたい。


しばらくして雌のサルも少しヤブの方に入っていったから通り過ぎてから振り返えったらこんな感じ。



その後、入口に戻り、そこから「動き岩」というのを見に行ったら、どうやら反対側(アタシが出てきた方)が入口だったみたい。



ここまでで結構時間がかかり、あとはもう温泉入ったら終わりみたいな時間。
ということで、楓の湯へ。


駅の裏側みたいなところに楓の湯がある。画像左側奥が湯田中駅、右奥が楓の湯。
楓の湯はこじんまりとした感じですが、アタシが思ってた以上に利用している人が多い。一時に大勢の人が利用しているわけではなく(まぁ平日の昼時だし・・・)入れ替わり立ち代わりって感じ。だから湯舟の中に大勢の人がいるわけではなく、ゆったり入れる。
露天風呂もあってホント、時間があればお勧めです。
ただ湯田中温泉にきてるってことは旅館やホテルに泊まってると思うので、それなら別にわざわざここに来なくてもって感じはしますが。


そうこうしているうちに電車の時間が近づき・・・今度は先頭じゃなく最後尾に乗ろうと駅に向かうと、どうやら下りが到着したみたいでお客さんを迎えている旅館の人達?がいた。


折り返し上りになるのを待って望み通り最後尾の一番前?に座れました。



出発!!


線路は続くよどこまでも・・・


信州中野駅


小布施駅


須坂駅


線路と道路が一緒になってる村山橋、右側の道路を車が走ってます。


長野駅到着・・・



折り返し、下り湯田中行きになるゆけむり号



滞在時間数時間の湯田中の旅でした。気に入った。





ちなみに・・・・
この列車を昔も今も利用している人なら当然知ってると思いますが「この列車はドアが内側に開きます」と何度もアナウンスがあった。
アタシは全く気にせず乗り込んでましたが、アナウンスを聞いて「へぇ〜そうなんだ、バスみたい」と思った。


そしてアタシは前から、運転席にどうやって乗り込むのかなぁと疑問に思ってたのですが

ここからだったのかぁと納得。運転士さんが運転席から「ぬるっ」と降りてくるのも目撃して、メチャクチャ嬉しい。



そういえば、遮断機、警報機のない踏切が結構多く、アタシが思ってた以上に警笛を鳴らしてた。「こんなに鳴らしてるんだ」って思った。
皆様、踏切内に入る時には十分注意しましょう。