季節の箱膳体験/長野県須坂市旧小田切家住宅

先日、箱膳体験に行ってきました。



箱膳」については詳しく書いているので「こちら」をご覧ください。



旧小田切家住宅は「須坂市指定有形文化財」です。
須坂市というと豪商の田中本家(博物館、国の登録有形文化財)が有名だと思いますが、小田切家も十分過ぎるほどの豪商だと思う。(まぁ規模というかレベル?みたいなものは完全に違うとは思いますが、それでも一般人とはかけ離れていると思う。昭和初期?までは小田切家の御ばあ様?が御一人で、ここで暮らしていたとのことです。)


で、そのお宅で箱膳をいただくという企画。
以前の松代での箱膳体験もそうですが、こういう昔からある建物の中で昔と同じように(とは言ってもそんなに昔のことではないですが)ご飯をいただくっていうのが本当にいいと思います。



今回は娘と一緒に参加しましたが、娘曰く「思ってたよりずっと豪華」でした。(アタシもそう思いました。)
こういうイベントだから「しょぼい」日常の昼ご飯、晩御飯みたいなのだと会費とってまで・・・って感じなのかもしれないですが、個人的には昔の普段はこういうものを食べていたんだよ、みたいな、そういう「会」でもいいのでは、って思ってしまいます。
(あ、それは農家の日常であって、「豪商」の日常は豪華なご飯だったのかも・・・。)



旧小田切家住宅は文化財なので「火」が使えないという制約があるそうで、お味噌汁は「冷や汁」でした。



ホント、箱膳の考え方というか「ライフスタイル」みたいなのは今の世の中では到底受け入れ難いと思いますが、アタシ個人としてはこういうのは1年に1回くらいの頻度で全ての日本人が体験して損はないぐらいに思います。


ご馳走様でした。お土産にクッキーをいただきました。



こういう企画をしてくださる須坂市の関係者の方々、当日箱膳を用意してくださった「食の匠」の皆様に有難うという気持ちとこれからもこういう文化があったということを伝えていってくださることを期待しています。
(こういう企画があったらアタシはまた行きたいです。)



ちなみに・・・旧小田切家住宅には「抜け道」があったり秘密の部屋みたいな「女中部屋」があったり非常に興味深いつくりです。
キチンと整備されていて、また希望すれば詳しい説明も聞けるので歴史好きな方には特におすすめです。


以前も書いてるかもしれませんが、須坂市は頑張って色々整備してると思うので「須坂市」の見どころは多いと思います。
(ただ・・・ちょっと距離はあるかもしれないので足腰が悪い方には難しいのかも。)