敬語を使う機会

ラジオを聞いていたら「今は家の固定電話に電話することがないから敬語を使うことがない」みたいな話が出て、ちょっと前にちょっと関連するような?ハナシを聞いたので書く。



床屋さんで聞いたのですが、休みの日だったから商業施設に出掛けていて、そこで電話を受けた。お店の電話からの転送で、常連さんだったら名前が出るようにしているけど、知らない電話番号だったから「休みだから出るのやめとこうかな・・・でもお客さんかもしれないし・・・」と思って出たそうです。お店の電話にはヘンな勧誘の電話とかも掛かってくるし、休日だし、出なくてもいいと言えばいい状況。でもお客さんかもしれないから、と出たそうです。


そしたらどうやら「初めてのお客さん」だったようで、今日は休みと伝えると「予約いいですか」って。そこで



どちら様ですか?



と聞いたら「『どちら様』?なんか気分悪いね、もうイイヤ」って切られたそうです。



え?
この話を聞いていて「どちら様」ってそんな人をイヤな気分にさせるような失礼な言葉だったの?って思っちゃいました。床屋さんは「まぁ『どちら様』より『お名前教えていただけますか』って言うのが良かった」って言ってましたが。
(より丁寧?に「失礼ですが」とか付けたらまた違ってたのかな・・・。)




アタシは商売したことがないから「接客」みたいなことになるとまた違うかもしれないけど、そんなに?って思いました。



今はほとんどの人が一人一人ケータイ、スマホを持っていて「直」でその人とつながる。
けど、昔は(今となっては大昔)家の固定電話に掛けて「取り次ぐ」「取り次いでもらう」のが当たり前だった。
だからこっちから相手に掛ける時は家の人が出たら「〜と申しますが〜をお願いします」みたいなのは中学くらいから言ってたと思う。受ける時は「はい、〜です【お父さんお願いします】どちら様ですか?【〜です】少々お待ちください」みたいな感じ。(小学生くらいまではそもそも電話なんてそんな「使えなかった」ような・・・。)



という生活をしてきてる人間からするとなんだかなぁって感じです。


あ、アタシは小心者だから学生時代に友達だけど初めてそのお宅に電話するみたいな時はメチャクチャ不安?だったので用意周到、準備万端な感じで「台本」みたいなのを書いてたこともありました。(電話に最初に出るのが本人でない場合を想定して敬語とかパッと出なかったりして失礼があると恥ずかしいので・・・。)



今はそういうことないよなぁ。
正直敬語とかそういうことじゃなくてもテレビとかで自分の親のこと「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」とか言ってることにもメチャクチャ違和感あるし・・・こういうの含めて世代的なギャップってことなのかなぁ。