口を開けたまま笑う。

歯医者さんでのことです。



定期検診に行ったら「ちょっと虫歯になってるかな」ってことなので治してもらいました。
その時ですが、前の方の歯だったんです。


普通はどうなのかわかりませんが、アタシは歯医者さんで口を開けてる時って目を閉じているんです。(目を開けていて先生とかと目が合うのはイヤだし、小さい頃からず〜っとそうしてきています。)
だからってわけでもないですが、歯医者さんがどんな器具を使ってるのかとか全く知りません。


治療の時って吸引するヤツとか水?がしゅ〜って出てるのとか口の中に入れませんか?治療の方法によって違うのかな。
で、その時はソレと先生の手(ドリルみたいなの?)が口の辺りにあったんです。


その水が口の周りの顔にポツポツと当たって、まぁアタシはそういうのは特に気にならないので当たってるなぁくらいでした。
ず〜っと口を開けていて喉の奥の方につばが溜まってきて、まぁ鼻で息をしてるからどうこうはないけど・・・・




と思っていたら!気持ちとしてバスケットボールの枠に当たらないでボールがゴールに入るみたいな感じで水が鼻に入ってきた!
あ、言っておきますが、その水がどんなに大きな水かとか全くわからないです。顔に当たってた感じだと極々小さい水の粒だと思います。(たぶん。)
あまりにもうまい具合に入ってきたので、ほんの一瞬ですが口でも鼻でも息が出来ない!みたいになり・・・



あ、もちろんソレは一瞬のことなので次の瞬間には元通りじゃないですが、いつもの状態に戻ってはいるんです。
けど、それが2〜3回か3〜4回くらい繰り返されて・・・
(でも時間にしたらたぶん数秒間の出来事・・・)


その波状攻撃的な感じに、走馬燈じゃないですが、なにか歯医者さんでおぼれ死ぬ(溺死、窒息死)みたいな、コメディー映画みたいなのが頭の中に浮かんで、猛烈にオカシクなって口を開けたままちょっと体が震える感じで笑ってしまった。(一応我慢した結果がソレ。)



歯科衛生士さんに「じゃぁお口ゆすいでくださいね」と言われて体を起こした時に「どうしました?痛かったですか?なにか思い出した?」と聞かれて、その時は「なんでもないです」みたいに言ったのですが、その後もなかなか頭から離れずに口を開けたまま半笑いみたいな感じでいた。



治療が終わっても自分の中の可笑しさが持続していて、それを見た歯科衛生士が「どうしました?」と聞いてきたので、実は・・・と鼻の中に入って溺れ死ぬ・・・って思ったらおかしくなって・・・と話たら「あ、そうですよね、前の方だと鼻に入っちゃうかな・・・」と笑っていた。



治療してもらってるのに失礼な態度だったな、とは思いましたが、ホント可笑しくて。
本当にすみませんでした。