無事に帰って参りました!!

ホント、高速道路なんかでの事故のニュースを見るにつけても・・・有難いことに無事に帰って参りました。
ひょっとすると19年目に突入している古い車ですが総走行距離1700kmを本当に頑張って走ってくれました。アタシの気持ちが伝わっているかはわからないけど、本当に有難うと言いたいです。この気持ち、伝わって欲しいなぁ、伝わってるといいなぁ。



さて、しまなみ海道を自転車で走るためだけに行ったのですが、メチャクチャキツイ「旅」でした。
そもそもアタシの考えていることとダンナの考えていることが全く違っているっていうのが問題だったなぁ。


アタシは二泊三日で真ん中の日は一日自転車にのる予定で考えてました。言っておきますが、ダンナにもそう言ったはずです。
とにかくおじいさんとおばあさんなのでキツイのはイヤだと伝えてありました。


が、結果としてヒジョ~にキツイ旅だった。


行きは出発したのが午前11時。ダンナの予定では8時か9時に出発予定でしたが、結局11時。
高速のって休憩いれながら尾道に着いたのが夜10時。
これくらいはまぁ予想はしてたので良いのです。が、ホテルをとってるわけでもなく、更には大型連休中なので・・・まぁ空いてるところはないだろうからラブホにでも泊まるかって言っていたのです。
ただ、アタシの頭の中では夜遅くなると空いてるところはないだろうから早めに入ろうって考えていたのです。それが10時って、もう十分遅いです。
で、町のなかをラブホでなくてもとにかく一夜を明かせるところを探してウロウロ。


結局夜1時頃に「泊りはないけど3時半まで」というカラオケルームでご飯を食べて2時間くらい寝て・・・
そこからまた車で移動。フェリー乗り場をウロウロしながら、正直航路も良くわからないから、それなら今治まで行くかということになり・・・地図がないから道に迷いながら(たぶん)今治側の出発地点「サンライズ糸山」に到着。
当たり前ですが、そこに辿り着くまでもホント色々な人に道を教えてもらいながらようやくです。親切な皆様有難う。

その時点で7時くらいだったと思いますが、ビックリしたのが(たぶん)レンタサイクルの受付が始まるのを待ってる人達が「列」になっていたこと。
アタシ達は自分の自転車を車に積んでいったので車の中で着替えて用意をして7時半くらいにいざ出発!(もうよく覚えていない。)


まだそんなに人がいない時間で自転車のためのブルーラインだけを頼りに調子よく走り出したのですが、一つ目の大島で道を間違え島を小さく1.5周したみたいになり大幅に時間をロスした。まぁ「ロス」というのはちょっと言葉が良くないです。楽しく走りました。
しまなみ海道は公表されてる数字で片道?70kmくらいあるらしく、往復140kmならギリギリ帰ってこられるかなぁと思っていて、でも一方でアタシ達は「老人」なのであまり無理はしないで、向こう側に辿り着かなくても帰ってこれる時間までで引き返そうと思ってました。
(長野の峠越えと違って「坂」とは言っても「許せる」坂と考えました。)



で、大三島まで渡り(どうやらこの島が、と言っていいの?「サイクリストの聖地」らしい)途中休憩していたらダンナが「今日中に金沢まで帰らないと・・・」と言い出したのです。は?

今日一日このヘンを走って、夜は早めに広島か岡山のラブホに入ればゆっくり泊まれる・・・と思ってたのに「金沢」って・・・。
イヤイヤイヤ、金沢って・・・渋滞もあるだろうし無理じゃない?


ここで、アタシはキレて、ダンナを置き去りにしてびゅうびゅう自転車をこいで帰ってきた。
自転車こぎながら、せっかくここまできて、ケンカして不愉快になって帰るのはイヤだと心底思い、でももう完全に頭にきてる感じで、一人でなんとか「落ち着こう」とアタシなりに頑張った。
結果、来島海峡大橋のところで「なにごともなかったように」ダンナを待ちましたが・・・そもそも不穏な空気っていうのは隠しようがないからそこからはもう全然「楽しいねぇ」って感じではない。


黙々と二人で車まで戻り、二時半か三時くらいには帰路へ。
ところどころ渋滞しているところなんかもありつつ、そこそこ順調に進み夜11時過ぎに福井に。
ダンナは金沢まで行こうとしていたのかもしれないけど、アタシが露骨に不機嫌そうに「このままずっと走るんですか」と言ったら尾道で「満室です」と断られたのと同じ系列?のホテルがあって「どうせ空いてないよ」というアタシに対して「あそこで部屋があるか聞いてみる」と。
なんとお部屋が空いていて、そこに泊まることが出来ました。


そして、翌朝9時くらいにホテルを出て、渋滞に巻き込まれたりしながら午後2時前後に無事に家に辿り着きました。


道中色々ありましたが、無事に帰ってこられてめでたし、めでたし、です。



そして今回ハッキリわかりました。アタシとダンナの時間の感覚の違い。
アタシは「旅行」っていうパッケージみたいな考えなので、その旅行に関することは旅行の前に言って欲しいのですが、ダンナはたぶんそういう「まとまり」みたいな感覚はないんじゃないかと思う。
だから「帰る」ってことに対しては「帰る前」に「今日は金沢まで行く」って言ってるので、確かに「事前」なのです。
アタシからするとソレは全然「事前」ではないですが、まぁこれは感覚の違いだからもうしょうがないんだろうな、と納得した。
そして、アタシは金輪際ツアーとかパックとかでない旅行はダンナとは行かないと決めた。
折角行っても途中でケンカするんじゃバカらしい。