有能な人にはわかるまい。

【時給「1000円ぽっち」払えない企業は潰れていい 日商最低賃金アップ反対論」は国益に反する】是非読んで欲しい。



ハッキリ言って、この記事書いてる人は本当に優秀、有能な方なのだと感じます。書いてる人のことは全く知りませんがおそらく会社を経営していて、しかも従業員二人とかぐらいで年商1億みたいな、そんな感じの人なのでしょう。



が、アタシは思います。「中小企業」ってモノを全くわかってないって。
あ、こういうこと言うと絶対に言われるのが「それでもちゃんと出来てるところはある」みたいなハナシですが・・・イヤイヤイヤ・・・それは経営者がメチャクチャ優秀か企業の体力があるかみたいなことが強く関係している。


だってね、中小企業って「上の会社」から仕事を受けることがほとんどだと思いますが、その場合、上の会社は自分ちの利益ってのはちゃんととってから仕事出すじゃないですか。(まぁ当たり前です。)そうなるとそこから出てきた仕事って正直そんなに「儲け」ってないのです。儲けがないなら断ったらいいじゃないかって、それ断ったら仕事がなくなるわけです。企業の体力があるところはそこで断っても本当に技術があればまた仕事がとれたりしますが、そうやって仕事が戻ってくるまでの体力がないところは儲けが少なくてもその仕事やらざるを得ない状況なんです。


で、こういうハナシをすると「そういう先のことまで考えて仕事してこなかったからしょうがない」みたいなことも言われると思いますが・・・今の中小企業(それこそ「小企業」)なんて社長だって現場で働いていて、ホント「余裕」がありません。


【自分で作った商品をそこまで安売りしないと買ってもらえないならば、そんな会社は倒産したほうがマシです。】
↑安売りしたいわけじゃなく、高く買ってもらえない。


昔がどうだったかとかわかりませんが、今は本当に下請けみたいなのを「そんなの」みたいな扱いしかしない感じがする。(「この金額で出来なければ他に出す、安くやるところは沢山ある」みたいな。)
仕事出してる上の会社の人が「うちはあそこがいい仕事してくれる 業績がいいのは多少なりともあそこの技術が関係してる」みたいに思って買い叩くようなことしなければ中小企業だってもっとちゃんと仕事が出来るはず。


あ、そもそもの「中小企業」のイメージが違うのかな。アタシの中の「中小企業」って従業員1~20人未満みたいな感じ。それ以上になると中小企業とは言ってもちょっと「世界」が違う感じ。(でも300人くらいまでが中小企業だったはず。)
要するに従業員数十名みたいな企業で時給1000円出せないなら潰れればいいって言いたいわけね。