昨日も書いてますが・・・続き。

昨日【「芸能界」っていう「業界」が一般的なサラリーマンの常識とは違うっていうことが本当に良くわかる事案だと思った】ということを書いてますが、ホント、重ねて書きます。


なにやら社長だかが会見してギャラは「ざっくりとした平均値で言っても、5:5から6:4」と言ったらしいです。するとこれを聞いた社員?(所属芸能人?)がハッキリした数字を出して反論してるようですが・・・ホント、芸能界って全くわかんない。



アタシはもうはるか昔のことですが、ほんの数年間ではありますが「技術職」として働いていました。当たり前?ですが、入社後の「時給」はベテランというか一人前で立派に働いている人の三分の一程度でした。(これはアタシがもらう給料ということではなくて「工数計算」としての時給です。)そりゃぁ半人前なんだから当たり前と思います。


が、どうやら芸能界っていうのは舞台に立った瞬間から一流みたいなことなんですかね。「ギャラ2000円」とか、確かにそれじゃ暮らしていけないっていうのはあると思います。以前に書いてるとおり「社員」ならば年収いくらみたいな、そういう補償は欲しいと思う。でも逆にアルバイトとかパートみたいな扱いなんだとしたらそれこそ自分一人で「直の営業」とやらやフツーのバイトでそれを補っていく以外方法がないのでは。



売り込みとかなんとか周りの人がなんにもしなくても仕事がバンバンくるような人ならギャラは「全部一人で稼いだ」って言えるかもしれないけど、全然売れない時からサポートしてきてるまわりの人もいることを考えると・・・「多少」売れるようになった「ぐらい」で「9:1」だとかいうのはどうなのかなぁとアタシは思ってしまいます。
っていうか、そこまで言うなら所属事務所を変わるなり、完全に自分一人で自分を売り込んで仕事したらいいんじゃないのかって思います。そこまでイヤな思いしても辞めないのはなんで?やはり金額だけじゃない良い部分もあるからなのでは。
なんかなぁ、みんな目に見えることばっかり言ってるのがイヤ。


アタシ、思うのですが、一般企業でも「営業」とか「技術」みたいな分野の人は結構「総務」みたいなところを軽んじるというか「利益を生み出していない」みたいに考えてる人が多く、確かに直接的に利益を生み出してはいないけど、じゃぁ「総務」をなくしてその人達がやってることを
「営業」とか「技術」の人がやったらということを考えると、そこにかかる時間ていうのはバカにならないのです。そうやって裏方としてキチンとバックアップしてる人がいるからこそ「営業」は営業として「技術」は技術としての力が発揮できる。そこらへんが皆「自分だけが大変」みたいな気持ちでいたら組織としていい仕事なんか出来ないよ。