基本的に先生って・・・

【小1児童34人を「1時間」立たせ”授業もせず” …担任の女性教師『日直が号令をうまく言えなかった』】


この件に限らずですが、先生絡みの「事件」が取り上げられる時にいつも思ってることです。


先生(先生になりたい人、先生になってる人全て)って、基本的に「先生」に対して「良い」印象があるから先生になりたい、先生になったんだと思います。もちろん先生という職業じゃなくて全ての職業についてフツーはそうだと思いますが。


例えば、先生から見て「良い子」って勉強が出来て明朗快活な子だと思う。(あ、先生とかじゃなく、世間一般的にもそういうのが「良い子」ですよね。)で、先生からしたら贔屓してるわけじゃなくても、どうしてもそういう子に優しく?接することが多くなると思う。(先生からしたら「普通」だとしても。)そうなると、優しくされた子が「こういう先生になりたい」みたいな感じで先生を目指したりする。
一方、なぁんとなくぐずぐずした感じで勉強もあんまり出来ないような子は先生から注意されることが多い。(まぁしょうがないと言えばしょうがないんだけど。)すると、どうしても先生に対して良いイメージは持てないし「先生になりたい」なんてことも思わない。


言っておきますが、全てがそうってわけじゃないです。例えば自分の中でいい印象がないから「自分は良い先生になる!」と思ってなってる人や本当に良い先生に「当たって」こういう先生になりたいって人もいると思う。


けど・・・正直、アタシが今まで自分や子供の先生方と接してきて思うことは「何度言っても出来ないヒトの気持ちとかはわからないだろうな」ってことです。別に「ヤなヤツ」とか「ヤな感じ」とかそういうことではないですがみんな元気で優秀な感じ。(まぁ逆にぐずぐずしていて頭も良くない人は先生になれないでしょうけど。)
なんていうか、「社会」と同じく「結果重視」みたいな感じ。(っていうか、そういう気持ちもわからなくはないのです、1回言ってちゃんとやってくれる方が先生としても「楽」なのは当たり前だし、子育てしててもそういう子の方が「楽」にはラクです。)



なんでもそうだけど出来る人からしたら出来ないのが不思議で「なんでこんなのが出来ないの?」って感じなんだよなぁ。
全員とは言いませんが、先生ってそういうのがそつなく出来る人が多く、子供に対しても「これくらい出来るでしょ」みたいな感じが多い。
で、公立の小学校とか中学校って選抜試験みたいなものがあるわけじゃないから「出来ない」から「出来る」までの差がメチャクチャあって、そういうところで先生してるとどうしても(ホント、くれぐれも言っておきますが意地悪とかでなくても)良い子とそうじゃない子に対しての接し方みたいなのって差が出ちゃうんだよなぁ、結構あからさまに。


ホント、基本的に「良い子」が先生になってると思ってる。

だから、真面目に努力「しているつもり」でも出来ない子、わからないところがわからない子の気持ちは・・・わかんないだろうな。
そしてわからないからイライラするだろうな。