辛抱

業界内はもちろん、ひょっとすると県内では知られた方だったかもしれない某企業の創業者の奥様に極々稀にお話を伺う機会がある。
(中小企業の創業者ですが叙勲も受けておられて、人間的に立派な方だったとアタシは思っている。その奥様も共に企業を成長させたとアタシは思っていて、奥様も大変立派な方だと思っている。)



で、その奥様がアタシに向かって「よく辛抱されて・・・」ということがある。


アタシの気持ちとしては「仕事だからやって当たり前だよな」みたいなのがあるのですが、「辛抱」という言葉をもらうと、なんというか、同じように(というのは非常におこがましいのですが)昔「辛抱」してきた奥様に【あなたの「辛抱」はちゃんとわかっている】と言われているようで、勿体なく感じる。


以前にも書いてるとおり、世の中って専門職だったり営業みたいな仕事を「とってくる」ような仕事に対しては「がんばってるな」みたいなのがありますが雑用みたいな「誰にでもできる簡単な仕事」に対しては「仕事ラクでしょ」とか「することないでしょ」みたいなのがあって、別にヒマってことはないけど・・・みたいな気持ちになることが多い。


けど、こうやって「よく辛抱されて」なんて言われると、地味な仕事もコツコツ真面目に頑張ろうと思える。
仕事を仕事としてやっているだけなんだけど。