人間てやり過ぎだよな。

ハッキリ言って人間て何様のつもりかって思ってしまいます。
これは、政治家みたいな国を動かすような人だけに限らず一般の人に対してもです。


少し前に大きな地震がきた時の津波の高さだかなんだかが新聞だったかに載っていて、そうなると?今作ってあるのか作っている途中なのかの防潮堤よりもずっと高いとか。
海岸の近く?に住んでいて津波の被害にあいたくないっていうのは、それはもう気持ちとしては十分わかります。でも、何かを作ってその被害から逃れようっていうのは・・・そんなの人間には無理でしょってアタシは思ってしまいます。
他人事だからって言われるかもしれませんが(長野には海がないので)なんというか、今の自分のままで自分以外を変えてなんとかしようっていうその考え方が「やりすぎ」というか「何様か」って思っちゃうのです。


長野に関していうなら昨年の台風で千曲川が氾濫し、今盛んに土手の補強?をやっています。そういう作業に携わってくださる方々には本当に感謝しています。が、一方で災害を完全に防ぐ方法なんてないとアタシには思える。土手の強度を上げるとか土手を高くするとか、そりゃぁそういう対策をした部分に関しては一安心なのかもしれないけど、逆に今度は対策がまだのところが決壊するかもしれない。
そもそも、人間が計算して出した数字よりももっと大きいなにかが起きたら結局人間の力ではどうすることも出来ない。


イヤ、わかります、完全には防げなくても被害を小さくしようと思ってしてるんだってことは。


でも、だとしたら研究してる人が大きな数字を出しても「これ以上は人間の力ではどうすることも出来ないんだな」って納得したらいいと思うんだけど、世の中の皆様は「想定外」みたいな言葉は絶対に許せないみたいじゃないですか。


海岸近くに住んでいて津波の被害にあうのがイヤなら10キロ、20キロ以上離れたところに住んで海まで通ったらいいと思うし、川の水が怖かったら離れたところに住んだらいい。
けど、どこに住んでも「ソコ」でなんの災害にもあわない保証なんて「絶対」ないと思う。


地球環境を完全に制御できるくらいのことが出来たら「災害にあわないようにする」ことは出来るかもしれないけど、現状ではそんなのムリで、にも拘らずなんとか「出来る」つもりで対策してるのを見てると・・・本当に人間てやり過ぎだと思うし、何様かと思う。


っていうか、その「やり過ぎ」のせいで今の状況が出来上がった感じもする。