完全に趣味のハナシ。

庭の草木のハナシ。



お父さんが生きてた頃はお父さんが庭木の手入れを全てやっていた。お父さんは庭を「庭園」みたいにするのが趣味だったし、実際にちゃんと手入れをしていてよく出来てたと思う。言っておきますがどこかの豪邸についてる庭みたいな広さはないので「猫の額」みたいなものですが、でも苔を貼って育てて(水も欠かさずやっていた)地面が見えないくらいな「緑」だった。
(まぁ完全にソレが「趣味」だからソレにかける時間もたぶん半端なく、ひょっとすると一日中やってたのかもしれない。)


で、そんなお父さんが亡くなってからは、背の高い(とは言ってもまぁ3m程度)木の剪定(と言えるほど本格的な感じでもないと思う)はダンナがお母さんに頼まれてやっていて、地面を含む「手の届く範囲」はお母さんが手入れをするようになった。
でも、お母さんも「その当時」は畑に出掛けたりしていたので、なぁんとなく草が目立つようになったら草取りをするとか、まぁ雑草だらけにならない程度の「手入れ」だったように思う。(あくまでもアタシの印象です。)


それが・・・ここにきてお母さんは畑に行けないということで(昔から足が悪かったけど、ここにきて痛みも強くなっているらしい)家の周りの手入れにふんだんに時間を割けるようなったようで・・・



家の周り、今まで苔だったのをはぎ取って?肉厚なサボテンぽいものを植えだした。



家、一応二世帯住宅なので、庭(とも言えない通り道程度の庭ですが)も「家の庭」というか、家の掃き出し窓の前の庭にはアタシの好みで植物を植えたりしてるわけです。が、まぁハッキリ言って大して広くないのと、まぁまぁ日当たりが良くなかったりでメチャクチャ雑草だらけ、みたいなこともないわけです。でも反対にすごくきれいにしているわけでもなく、例えば季節により葉っぱが枯れることもあるわけです。(わかります?この状況。)決して「枯れてしまった」わけじゃなく、単純にそういう時期っていう。でも、お母さんからするとそれが「あぁ~ぁ、枯らしちゃってみっともない」みたいに思うのか、はたまた専門的な知識があって手入れをしてくれてるのか、枯れてる葉っぱを全部刈り取ってくれたり。


そういうの、なんかなぁ~って思ってしまう。
そして、その「家の庭」にもサボテンみたいなヤツをいっぱい植えている。(それがメチャクチャ元気でよく増える・・・。)



もう本当に趣味のハナシですが、アタシはそのサボテンみたいなのがそこまで好きじゃないのです。
ひとつ、ふたつ植えてあるとか、庭の一角にかたまってあって花が咲くとか、そういうのだったら単純に「きれいだなぁ」みたいに思いもするけど、なんというか、そのサボテンみたいなヤツで「グランドカバー」にしたいみたいな・・・・そこまでいくと「キライ」に近いのです。なんというか、アタシの感覚では「不気味」に思えるような。


内心そんなことを思っていたところダンナが「なんか最近このサボテンみたいなの多くなってきたよね」というから「増やしてるんじゃないの?いろんなところに植えてるみたいだから」と言ったら「前の苔とか、笹の葉みたいなの気に入ってたのになぁ~」と言って、ダンナもあんまりこのサボテンみたいなのは好きじゃないみたい。
ですが、アタシにしてもダンナにしてもメチャクチャ庭の手入れをしてるわけじゃないので「まぁしょうがないよな」って思っている。


ついこのあいだは「笹の葉みたいなのが増えてきたなぁ~って思ってたら刈られてサボテンみたいなのが植えられてた」とダンナが言っていて・・・まぁ完全に趣味のハナシだからしょうがないんだけど・・・そんなにあのサボテンみたいなのが好きなのかなってなんか不思議。


個人的には芝桜の方がまだマシ(というかそっちのほうがアタシは好き)だと思うので、たまたまダンナにその話をしたら「でも、前は芝桜植えてあったよね、それとってこのサボテンみたいなの植えてるんでしょ」だって。



そうか、そうなのか・・・まぁホント、趣味のハナシだからなぁ・・・。
(植えておいたスイートピーの芽が出てきたら雑草と思ったのか抜かれていた。その時は「家の庭」の手入れはしないと思ってたので、その後は囲いをしたので生き延びてるのもある。)





* * * * * 後日記(2020/08/06)


とりあえず残っていたスイートピーはまぁまぁ大きくなってきて(まぁそもそも茎が細いのでそんなガッシリではないですが)、まぁここまでくれば見た目(葉っぱとか)で雑草だと思われて抜かれることはないだろうと安心していました。で、場所が場所というか、通り道じゃないというか、毎日毎日楽しみに見てるわけでもなく、今日どうなってるかなぁ~と思って見てみると・・・・影も形もない。跡形もないというか、どこに植えてあったかもわからない。(まぁ一目で全体が見えるくらいに狭いから「無い」ってことは一目瞭然なのですが。)


そういえば、と思い当たりました。


昨日だったかな、お母さんに頼まれたらしい人が木の枝を落としていたんです。(お母さんはちょっとでも枝が伸びているのがイヤみたいで「丸坊主」みたいにしたいらしい。)
で、まぁソレは知っていましたが、木の枝を落とす=下の草をとるとは全く思っていなく、ハッキリ言ってショック!!です。前に抜かれたら困ると思って簡単な囲いみたいにしたのも(日数が経って結構古びた感じになっていたのは抜かれる数日前に見ていた)「処分」されたようで完全になくなっていた・・・・。


木の枝を落としにきた人が抜いたのか(アタシはその人が切った枝の処分と一緒に「親切」で雑草だと思って抜いたのだと思っている)お母さんが雑草だと思って抜いたのかはわかりませんが、アレ雑草だと思ったのかぁ・・・って本当にショックです。そしてどうでもいい雑草は(まぁ雑草って「元気」だから)ちゃんと植えてあるのだと思ったのかそのまま残っている。


ホント、みんな親切でやってることだからなぁ・・・なんかなぁって思う。
っていうか、家のまわりをきれいさっぱりしておきたいっていう気持ちはわかるし、その気持ち自体は良いと思うのですが、そんなに気になるのかなぁ。
もう草ぼうぼうとか、アタシがたまに夜歩いている土手みたいにジャングルになっているとか、もうなんというか目に余る、みたいな状態なら「もうさっぱり全部抜いちゃって」みたいな気持ちになるのもわからなくはないですが、別にそこまで雑草が茂っているわけじゃなく、イヤ、もっと言うなら目に付くのはスイートピーぐらいしかなかったはず。
たよりなくひょろっとしてたから雑草みたいに見えたのかな。でもフツーに葉っぱ見れば雑草じゃないとわかると思うんだけどなぁ・・・。


ホント、がっかりしています。
あぁ~ぁ・・・。