心配だっただろうなぁ。

【泳ぎ始めてから20分、「海で24歳の娘が不明」と母親が通報…娘は唖然 迅速な通報は大事、心配な気持ちは分かるけど…】


このニュースの内容ではないです。アタシ自身のこと。


たぶん小学校4年か5年くらい(ひょっとすると6年かも)の時に新潟の海に海水浴に行きました。で、新潟の海でも遠浅のところがあるのかどうか、本当に申し訳ないけどアタシはあんまりよく知りません。(たぶん、当時も今もまぁまぁメジャーな海水浴場だと思うけど・・・。)その時行ったところは、ハッキリ言って遠浅、ではなかったような気がする。もちろん岩場みたいなそこまでのゴツゴツ感ではないにしても、波打ち際でジャブジャブして遊ぶ程度だったような気がする。
海水浴客もものすごく多かった印象はない。


で、もう何十年も前のことなので、当時ってなぁんとなくみんながのんびりしていた感じだったわけ。(今だとヘンなところで取り上げられそう。)


アタシはその頃、メチャクチャ水泳が得意(だと思っていた)で、まぁまぁ長い距離を泳げたのです。っていうか、疲れたら浮かんでいればいいぐらいな感じ。もっというなら水の中にいて「水と一体化してる」ぐらいな気持ちがあったわけです。(まぁ子供なのでそんな気持ちにもなってしまうのです。)


そんな感じだったので、波打ち際でバチャバチャやってるぐらいじゃ物足りなく海の中にプカプカ浮いてるナニカまで行ってみたくなった。(ホント、当時のこと、今のこと、全然わかりませんが、勝手にここまでは泳いでいいよっていう目印なのかなって思ってました。)で、まぁ親に「あそこまで行ってくる」と言って泳いでいきました。今になって思うと?よくニュースなんかで溺れるみたいなのをみると体がつったりして溺れちゃうのかな?とか思うのですが、当時は自分自身のこととして体がつるなんてことは全く考えもしなく、フツーにそこまで泳いでいけるだろうなって思いました。水の温度もまだらになっていて冷たいところがあったりするけど、それについても心臓麻痺になるほどじゃないだろうな、とか思っていた。(実際は心臓麻痺になるくらい冷たいところもあるのかな?)


で、ぼちぼち泳いで目標のぷかぷかしてるところまで行き戻ってくる時、海ではよくあるパターンなんじゃないかと思うのですが、流されてなかなか戻れない。なかなか陸(元々いたところ)に近づかないからそのうち「別に元の場所に戻らなくても陸に辿りつけばいいんじゃないの?そこから歩いて元の場所にいけばいいじゃん」と思い、流されながら陸に近づいた。


アタシ自身の気持ちとしてはものすごく焦ったみたいなのもなく、ホント能天気な感じですが、陸が見えてるんだからそこに向かって泳いでいったらいつか着くぐらいな感じ。泳いでいて疲れたら浮いていればいいし、みたいな、ホントゆるぅ~い感じ。


実際陸についた時は、まぁまぁ元の場所から離れていて、歩いて元の場所に行きました。


泳いでいたアタシ自身は不安とか恐怖みたいなのはなかったので(自分の足の下に鮫がいたらどうしよう・・・とは思っていた)単純に結構遠くまで泳いできたなぁみたいな達成感?みたいなのしかなかった。



で、その時のことを、後になって、最近も、実家の母が「あんな遠くまで泳いでいってしまって大丈夫かと心配した」と言う。



子供だったから自分の気持ちとして「そんなに心配しなくても」とか思ってましたが、一方今自分の子供が(もう大人になってるけど、今も子供の頃も)そんなことしたら死ぬほど心配すると思う。


というわけで、その時の母の気持ちを考えると・・・ものすごく心配だっただろうなぁと思います。


あ、念のため言っておきますが海をなめてたわけじゃないのです。「動いている水は怖い」というのは子供ながらにわかっていて、プールと海では全然違うこともわかっていて、それでもなお泳いでみたくなったのです。だからある意味「覚悟」して泳ぎだしたので不安とか焦りとかもなかったのかも。
(そして、海のことを今もよくわかっていないアタシとしては波打ち際のほうが、ざっぱぁ~んって衝撃?が強い気がして、そこを過ぎると足はつかないけど、どんぶらこ~みたいな感じだと思ってる。)


皆様、お気をつけて。