石垣を這い上がる

誰かが見ていたとしたら、これはもうホラーと言ってもいいのでは。


火曜日の夜、月がきれいだったのと次の日が休みだということでウキウキしながら真夜中のウォーキング&ジョギングに出た。


遠回りをしたくなった時に結構よく歩く土手の道なんだけど、いつも歩いている時に川の中にも土(砂というべき?)のところがあるのが見えていて、そこに降りていく場所もあるから、今回は川の中にまで降りてそこを歩こうと思ったわけ。
で、外灯もなにもないところ、月明かりだけで降りていきましたよ。ホント、誰もこんな時間に歩こうとは思わない場所に。


で、降りる場所から降りたので、降りる時は簡単だったの、ちゃんとした道があるから。ところが・・・川の中(水の中じゃないですよ)を歩いていくと、川が土手と土手の間で蛇行してる。わかります?イメージしてくださいね。だから土の部分が向こう側に行ってしまってこちら側に土の部分がなくなっちゃってるわけですよ。引き返してまた降りたところから登るのが一番賢いやりかたなのかもしれないけど・・・なんか折角ここまで歩いて来たのに・・・みたいな気持ちもあって、この辺から登れるんじゃね?と土手の石垣を上り始めた。
あのね、私は別にロッククライミングとかやってるわけじゃないし、普通の人ならこんな石垣も簡単に登れちゃうのかもしれないけど、とにかく石垣を這い上がるなんて普段の生活では全くやってない。
これで落ちたら水の中に入っちゃうのかなぁ、寒くて死んじゃうよなぁ・・・とか思いながら、そんな大袈裟なことじゃないとわかっていても結構必死。


ようやく土手の上に顔が出て街の灯りが見えた時は「ほっ」とした。
自分、いつも言ってるとおり本当に不審な格好してるわけですよ。そんなヤツが川から登ってくるのを誰かが目撃したとしたら・・・本当に通報されそう。


あ、でも今回のことで「あたしにもまだ石垣を登ることが出来るんだ」というヘンな自信がついたのでこれからは気兼ねなく川の中を歩くことが出来そう。
ふふふ・・・。