自分が「好き」な職業に就ける人はこう思うのねってハナシ。

ネットの記事で某タレントさんが「苦労とか努力っていう人はたぶん才能ないんだと思う」って言っていたっていうのを取り上げていた人がいました。

で、取り上げてた人も「まさにそうだな」って思ったそうです。


更に某芸人さんが「失敗や反省を大変と感じるなら向いてない」と言ってたというのも紹介していて


「それは、芸人以外のどの仕事でも同じ。反省したり失敗した時に、大変だと思ったり、メゲて仕事が手につかなくなる。それは、その仕事が向いてないってことだと思う。」



と意見を書いています。で、


「苦労している感覚がない分野で力を発揮しよう」


だそうです。
ふぅ〜ん・・・。





あの・・・的外れな感想を言ってるかもしれませんが、自分が向いてる仕事=好きな仕事でもないと思うし、好きな仕事=結果を出せる仕事でもないと思っていて・・・単純に向いてる仕事=好きな仕事=結果を出せる仕事に就いている人にのみこういうことが言えるんじゃないかなってアタシは思ってしまいます。



あ、もちろん、今までに何度も書いてると思いますが、ソコに至るまでの過程で努力をしてきてるっていうのはちゃんとわかっています。そういう努力があったから向いてる仕事=好きな仕事=結果を出せる仕事に就けたんだと思います。



だけど・・・世間の誰しもが「向いてる仕事」に気付けるわけでもないし、ましてや「好きな(なりたい)仕事」が「向いてる仕事」と完全一致してるわけでもなく当然結果がついてくるかどうかとも違うと思うんですよね。



だから「向いてる仕事」=「好きな仕事」=「結果を出せる仕事」に就けた人はラッキーなんだとアタシには思えます。あ、しつこく言いますが、「ラッキー」=「努力しないで」「楽して」って意味じゃないことは強く言っておきます。


とにかくソレに気付けたことがラッキー。




そして・・・例えばタレント性が必要な職業じゃない場合・・・正直なところとっても地味じゃないですか。そういう仕事でものすごく引く手あまたって・・・相当景気のいい時じゃない限りそんなには募集ってないです。
そりゃぁ例えば今の時代?なら看護師さんや介護士さんてたぶんすごく需要があって本当に人材不足なんじゃないかって思います。だからそういう方面に向いていて、好きで、結果を出せてっていう人ならまさに「天職」と言っていいと思いますが・・・・一般事務的な分野に向いてるからってそうそう募集なんてないです。
(あ、都会と田舎での違いもあると思うので、とりあえずアタシは田舎基準で言ってます。)



「反省したり失敗した時に、大変だと思ったり、メゲる」のって、アタシにしてみると結構普通のことに思えて、正直なところアタシなんか(成功してないアタシの体験?は参考にならないと思いますが)ちょっとした失敗でもものすごく落ち込んだりして(しかも立ち直るまでが結構長かったり・・・)そういうのも「向いてない」から「苦労している感覚がない分野で力を発揮しよう」って・・・じゃぁその「苦労している感覚がない分野」ってどうやったらわかるのか?どうしたらその分野の職業に就けるのか、それがわかる人はラッキーだし、ラッキーでなければそこに至るまでに人生50年分くらいの経験を積んできてる人だと思うんです。



あ、もっというなら(職業に関して)ひとつの仕事について「あ、これは自分に向いてない」って思ったら辞めてまた次の仕事に就くって、それ自体がすごく難しいことだと思うのと、向かないと思ってすぐに辞めてたら生活していけないって思います。



自分も含めて世の中の多くの人は自分に「向いてる」仕事に就いているわけじゃなくて、自分に向いていないかもしれないけどまぁなんとかやっていける仕事(それを「向いてる」部類に入れるならハナシはベツですが)を日々黙々とこなしているんじゃないかと思います。



失敗して落ち込んで・・・はぁ、ホントこの仕事に向いてないかもな・・・・って思いながらも「スキ、キライ」や「ムイテル、ムイテナイ」じゃなくて、ある意味「ショウガナイ」って気持ちを含みつつのその仕事に対する責任とか、スキになろうとする努力とか、メチャメチャ小さな達成感とか、そして生活していくために稼がなきゃならないっていう気持ちとか、少なくともアタシの場合はそういうものがアタシを仕事に向かわせています。



自分が「向いてること」に気付けて、それを仕事に出来る人は「ラッキー」です。