職人とか芸術家にはなれないタイプかも。

ニュースじゃないです、ネットの記事で読みました。
和田秀樹氏「親の情操教育偏重が幼児の貴重な学習意欲削ぐ」】で検索すればヒットすると思うので興味があったら読んでください。


ザックリいうと

「幼児期は情操教育に重きを置くべきだ」「子供はのびのびと育てるべきだ」とかいうのに反対みたいな内容。


イヤ、アタシは子育てに正解みたいなのはないと思ってるので、コレを言ってる方々を全否定するつもりはないです。そうやって子供を育てて全員を東大に合格させて良かったね、偉いねって思います。


ただ、その中で


もし子供たちが「役者の道に行きたい」とか「音楽の道に進みたい」と言ってきたとしても、まず東大に行って卒業証書を取ってから進め、と説いたはずです。子育ての最終目的は自立ではなく自活。医師免許取って自分で食い扶持を確保した後であれば、好きに生きろ、と。


っていうことが書いてあったのですが・・・それは「趣味」としてなら成り立つと思うのですが、もし仮に音楽で生きて行こうとしたら(ソレを子供自身が最初から決められるかどうかは別にして)なるべく早く始めて全てをソレに捧げるくらいにしないと「成功」はしないんじゃないかと思った。



誰だったかは忘れましたがピアニストについて言っていて(たぶんピアニスト自身が言ってたはず)ピアニストになるつもりだったらピアノは早くはじめた方が「絶対いい」って。


東大に入るのにどれくらいの勉強したらいいとか全然知りません。本当に頭のいい人はひょっとして一日30分とか一時間とかでも東大に入れるのかもしれないし、逆に学校以外で4、5時間とか勉強しなくちゃ合格出来ないのかもしれない。
アタシは自分自身が頭が良くないので、仮に合格するために勉強するとしたら睡眠時間4時間とかで勉強以外はなにもしないくらいじゃないと(たぶんそれでも)ダメなんじゃないかと思います。
そうなるとピアノの練習どころじゃないし、まぁ練習出来たとしてもホント「趣味」レベルなんじゃないかと思う。(まぁそうじゃない人もゼロではないと思いますので念のため。)



そうなると東大に合格しました、じゃぁピアニストになるぞって・・・それは無理なんじゃないかと思います。いや、ホント、ゼロではないと思いますが。



そういうこと考えると、こういう考え方してる人は芸術家とか職人とかには向かないかもなって思いました。



あ、コレ言ってる人は「17才の時に映画監督になりたいという夢を持って、47才でやっとその夢がかなった」と言ってるんですが、「一応」東大に行ったほうが良かったのでは。




なんかなぁ・・・自分自身が成功してる、自分の子供が成功して自分の子育てが成功だったって・・・でもみんなそれぞれ違うんだから「こうやればこうなるかも」ぐらいでいいんじゃないの?
っていうか、本当にそんなに自信があるんだったら「全員を東大に合格させる幼児教育から高等教育」の学校みたいなのを作ったらいいんじゃないかと思う。
みんな通いたがると思うよ。