人生の半分以上で「嫁」という立場を過ごしてきてる人間からすると「姑息」と思える考え方。

【お盆の「父子帰省」提案ツイートに、妻たちから賛同相次ぐ 「ひとりの時間を楽しみたい」】で検索すればヒットすると思います。
まぁザックリ言うとダンナの実家には夫と子供のみで帰ったらいいじゃないかって内容です。



そりゃぁ人生でほぼ接点のない人達(ダンナ方の親、兄弟その他)と一緒の時間を過ごすのって気を遣って疲れるだけ、だったらダンナと子供だけで帰ったらダンナの親だって「嫁」に気を遣わなくてすんで全てが丸く収まる・・・みたいな「言い分」を完全否定するつもりはないです。



でも、そういうこと言ってる人(嫁)って、人生のこの先もず〜っとダンナ方の親、兄弟、親戚なんかと一切関わらずに生きてくつもりなんでしょうか。
よく「ダンナとは結婚したけどダンナの親と結婚したわけではない」みたいな言い方も聞きますが、そんな感じでず〜っと先まで生きていくつもりなんでしょうか。



たとえが間違っているかもしれないけど、嫁って転校生みたいな感じがするんですよね。
今のクラスは、今のクラスでみんな知り合いで(仲がいいかどうかは別問題)その中に後から入っていく転校生。
学校なら否応なしに毎日顔を合わせて、メチャクチャ頑張って努力しなくても知り合いになって、だんだん仲のいい友達も出来てきたりする。
けど、転校生が、みんな知らない人ばっかりだから学校に行きたくないっていって学校に行かないでいたら、それっていつまでたっても打ち解けないままだと思うんだけど。
「今」だけじゃなく、もっと長い目で考えたほうがいい。



で、ダンナの親、兄弟、親戚と今後も一切関わりなく生きてくって思っているならダンナと子供だけで帰ったらって、それでいいと思うけど、そうやって「慣れる」場を自分から放棄していたらいつまでたっても「転校生」のままで居心地悪いはず。
今後もダンナの実家とは一切関わらないっていう気持ちならいいけど、実際にはそうはいかないんじゃないの。
だったら、もう気を遣うとかなんとか、そんなの同居している人と比べたら365分の何日かって話じゃないですか。その何日かぐらいの「努力」くらいしてもいいのでは。
もっというならそういう「努力」をしているのは嫁だけじゃないってことも考えたらって思います。



「今」面倒だなぁみたいに思うことをやらないで先延ばししてると、その面倒なことがもっと大変な面倒なことになるって自覚した方がいいと思う。



仮に・・・ですが、ダンナと子供だけで実家に行っていて、自分は行かなくて気を遣わなくてラクだなぁ〜って、それでまぁ10年、20年経って子供はダンナの実家(親戚)に慣れちゃってた場合・・・「嫁」は完全に一人ぼっち感満載で「蚊帳の外」ですよ、アタシはその方がイヤだと思うんだけど。
(それこそ完全に一人だけ「赤の他人」みたいな感じになっちゃう。)