日本人の食について

職場に届く商工会議所の冊子の中に「ターグ・ターケンの考える胃袋」というのが連載されている。(一応ここから見られると思います。→http://www.avis.ne.jp/~kuniyuki/es_01.htm

で、いつも楽しみに読んでいるんだけど、最近特に納得する内容で感心している。

日本人は左手に器を持って食事してるけど、「器を持つ」っていう習慣?があるのは世界広といえども日本ぐらいなもので、しかも他の国?の人から見ると「恐ろしい」らしい。韓国だったかな?ではマナー違反も甚だしいことらしい。
で、そういう他の国でも器と箸(フォーク?)を持って食べることはあって、それはどういう時かというと立食の時なんだって。

で、この方がいうには、日本の食文化?というのの根源は船にあるんじゃないかって。船に乗っていると揺れるので、食器を置いたままだと食べ難い、だから手に持つようになったんじゃないかって・・・。なるほどなぁと思う。あと、きっと若い人はあまりピン!とこないと思うけど、昔は「箱膳」(←字はちょっと違うかも)っていうのがあって、一人ひとりの食器がそこに収納されていて、ご飯を食べた後はお茶やお湯をその茶碗に注いで飲んで(すすぐ感じ)また箱の中に入れておいたんだよ。今みたいにちゃんと洗うようになったのは結構最近のことらしい。で、日本って結構水は豊富なほうだと思うけど、そういう部分でものすごく節水しているのは元々船でしていたことの名残じゃないかって。船では水は貴重でしょ?
あと、茶室についても書いていて、あの入口の狭さ?や茶室そのものの狭さっていうのも船に通じているんじゃないかって。

なるほどなぁ〜と毎回感心しながら読んでいる。興味があったら是非読んでみてください。